今回は、「日本HP」のサイズノートPC「ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑重量2.0kg
☑IEEE802.11ax(Wi-Fi6)搭載
☑バッテリー最大 17 時間
☑価格:¥129,800(税抜)(142,780(税込))
目次
スペック:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
まず、スペックから確認します。
AMD Ryzen 7を搭載したスタンダードサイズのノートPCです。
ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 7 4700U |
グラフィックス | AMD Radeon |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz (最大16GB) |
M.2 SSD | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
液晶パネル | 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ |
無線 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.0 |
重量 | 約 2.0 kg |
外観:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
ここでは、「ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU」の外観を確認しました。
やはり、キーボードスライドパッド、入出力端子などどうなっているか気になりますし。
本体外観および添付品:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
本体と添付品です。
ACアダプターは、丸みを帯びたタイプでコンパクトです。
13インチのENVY Laptopの写真と見比べても大きな違いが見つかりません。
本体裏面:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
360度回転するので、ディスプレイの裏側が設置しても良いように、接触する面が多くとられています。
このあたりは、前回レビューした13.3インチモデルと違いはありません。
本体右側:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
左からSDカードリーダーとUSB端子とACアダプター端子です。USB端子は普段使わないときには、カバーで隠れています。埃等が入りにくくなるので、これはよいですね。
このあたりも、13インチモデルと同じですね。
本体背面:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
HPのノートPCは、ディスプレイと本体の接続部にブランドロゴが記載されています。
確かに、デザインにこだわっているのがわかります。
このあたりは、13インチモデルと共通。
本体左側:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
左側から、ヘッドセット端子、USB端子、USB-C端子。
USB-C端子は本体の電源が切れていても、スマートフォンなどが充電出来たり、ディスプレイに接続出来たりと使う機会が多そうです。
HDMI端子はディスプレイへの接続にしか利用できなかったので、邪魔という方もいたと思いますし。
ディスプレイ:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
ディスプレイはグレア液晶で、電源オフの状態だとかなり映り込みます。
別の角度から。背景まで見えていますね。
キーボードとスライドパッド:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。
ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。
キーボード:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
電源ボタンはできれば独立しておいてほしいところ。
電源ボタンの左側には、カメラのオンオフを切り替えるボタンがあります。
13インチのモデルとの違いは、テンキーが追加されています。
矢印キーを一列下にずらして、指紋認証の位置を1文字分右にずらしたりすると、使い勝手が大きく変わると思います。
このあたりは、メーカーにも考えがあるので一概に否定はしませんが、電源の位置と指紋認証の位置は改善を考えてほしいところ。
あと、カメラのオンオフの位置も独立していると、Web会議などで押し間違えることはないでしょう。
スライドパッド:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
スライドパッドは、iPhone 8の画面より少し大きいサイズ。
タッチジェスチャーに対応しているので、拡大縮小もこちらから可能です。
このあたりも、13インチモデルと共通です。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
標準的なノートPCですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
結果詳細
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i7-10875H | 4184cb |
Intel Core i9-10885H | 3370cb |
AMD Ryzen 7 4700U | 2645cb |
Intel Core i7-9750H | 2617cb |
AMD Ryzen 3 4300U | 1471cb |
AMD Ryzen 3と比較すると約倍の結果となりました。
また、Intel Core i7のノート用第9世代高性能モデルCore i7-9750Hと同等の結果となりました。
Intelの第10世代と比較すると見劣りしますが、コストパフォーマンスの高い結果となっています。
そのため、OfficeやWebの閲覧、動画鑑賞、PowerPointなどでのプレゼンといった作業であれば、長期にわたり快適に利用できるでしょう。
CrystalDiskMarkベンチマーク結果:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
M.2 SSDを採用しており、十分高速です。
読み込みの結果は期待値どおりなのですが、書き込みの時間が少し低い結果となっています。
SATA SSDやHDDと比較しても十分な結果ですので、今SATA SSDやHDDを搭載したモデルを利用している方には、劇的な違いと感じます。
DQ10ベンチマーク結果:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
グラフィックスは、専用グラフィックスではなくCPU内蔵のもであり、性能は高くありません。
とはいえ、画質を抑えれば、DQ10のような軽負荷のゲームタイトルであれば、十分プレイできそうです。
このあたりも、IntelのCPU内蔵グラフィックスと比較しても少し高い結果となります。
FF14ベンチマーク結果:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
FF14などの本格的なゲームを快適にプレイするのは、難しそうです。
画質設定を落とした場合なんとか動作しますが、負荷の高い場面ではかくつく場面もあるでしょう。
3DMARKベンチマーク結果:ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU
Ryzen 3を搭載したENVY Laptop 13と比較して1.5倍の結果です。
主にCPUによる結果とも見えますが、メモリがデュアルチャネルになっていることも考えられます。
最後に
今回は、「ENVY x360 Laptop - 15-ee0020AU」を確認しました。
前回のAMD Ryzen 3搭載モデルと比較し、CPUとメモリが強化されていることから、全体的なベンチマークの結果が向上しています。
これ1台で全てをこなすことは難しいですが、ネットショッピングをしたり、Web会議をしたりといった作業であれば十分こなせますし、YouTubeをみたりするのも十分ですので、多くの方が満足する結果です。
公式サイトでは、ゲームも楽しめるとの記載もありますが、ブラウザを利用したゲームだけでなく、「リーグ・オブ・レジェンド」といった軽量なゲームぐらいまで。
FF14ぐらいの中クラスゲームでも画質を選べば何とかなりますが、重量級のFF15ぐらいまでいくと厳しい面があります。
本格的な作業にグラフィックス性能も欲しいところですが、クリップスタジオペイントによるイラストやフォトショップによる写真加工といった作業も十分こなせるレベル。
初めてのノートPCとしても十分満足できる1台です。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。