今回は、「マウスコンピューター」の15.6インチノートPC「G-Tune H5 (32GBモデル)」(2021年モデル)のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑GeForce RTX 3070 Laptop GPU
☑1TB NVMe対応M.2 SSD
☑駆動時間:約11.5時間
☑価格:263,780円(税込)(2021/06/20時点)
目次
- 1 スペック:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 2 外観:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 3 キーボードとスライドパッド:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4 各種ベンチマーク
- 4.1 CINEBENCH R23ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.2 CrystalDiskMarkベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.3 DQ10ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.4 FF14ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.5 FF15ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.6 Adobe Photoshop CCベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.7 Corel Painterベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.8 Adobe Premiere Pro CCベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 4.9 Blenderベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
- 5 最後に
スペック:G-Tune H5 (32GBモデル)
G-Tune H5 (32GBモデル) | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-10870H |
グラフィックス | GeForce RTX 3070 Laptop |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
液晶パネル | 15.6型 フルHDノングレア (LEDバックライト) |
無線 | インテル Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps) + Bluetooth 5 モジュール内蔵 |
重量 | 約 1.73kg |
外観:G-Tune H5 (32GBモデル)
ここでは、本体の外観、入出力に関するインターフェースについて確認しました。
本体外観および添付品:G-Tune H5 (32GBモデル)
本体とACアダプター、そして説明書等一式です。
マニュアル類の一覧です。
ゲーミングPCとして、XBOX GAME PASSとMinecraftスターターコレクションのライセンスが添付されています。
マインクラフトをリアルタイムレイトレーシングでも快適にプレイできる性能。
本体裏面:G-Tune H5 (32GBモデル)
本体裏面は、本体と隙間を作るためにゴムの足があります。
奥側と側面に排熱が集中しているのですが、もう少し隙間を作るか専用クーラーが欲しいところです。
キーボードなどでよくある角度を変更する足(?)が搭載しているモデルも多いですが、そういったモデルよりファンクーラーを別途準備したほうが良いでしょう。 こういったクーラーがあるだけで、夏場でも安定した性能が発揮できるので準備しておくと良いです。
本体右側:G-Tune H5 (32GBモデル)
左からカードリーダー、USB 3.0ポート×2となっています。さらに右側には通気口があります。
右側は、マウスだけでなくデータのやり取りに利用するシーンが多いことから、USBメモリといったデータのやり取りで利用する端子がこちらに集中しているのは良いですね。
ただ、こうなるとマウスはBluetoothマウスのほうが邪魔になりにくいです。
本体背面:G-Tune H5 (32GBモデル)
背面には左から、USB 3.1(Type-C)、HDMI、有線LAN、電源となっています。
常用する端子が背面に集中しており良いですね。
ただ、通気口が左右にあり、その口をふさがないよう取り回しをしておく必要があります。
このあたりは、E5-165と同じ構成です。
こう見てみると、基本の筐体は同じ見て良いでしょう。
本体左側:G-Tune H5 (32GBモデル)
本体左には、USB3.1、マイク、ヘッドホンとなっています。
Web会議といった場合でも、右側なら邪魔になることは少ないでしょう。
こちらにあるUSB 3.1端子は、外付けHDDといった外部周辺機器との接続にも便利です。
ヘッドホンはBluetoothでも良いですが、有線のほうが安定する場合もあるのでこの配置はよく考えられています。
マイクとヘッドホン端子は前面でも良いですが、こちらのほうが無難です。
こちらも、E5-165と同様です。
ディスプレイ:G-Tune H5 (32GBモデル)
ノングレアのため、映り込みはそこまでありません。
電源が入っていなければそれなりに映り込むように見えますが、利用しているときにはそこまで邪魔になりません。
キーボードとスライドパッド:G-Tune H5 (32GBモデル)
ここでは、キーボードとスライドパッドについて確認しました。
キーボード:G-Tune H5 (32GBモデル)
キーボードで良いポイントは、電源と性能をコントロールするボタンが独立してことです。
気になるポイントは、矢印キーとテンキー。
矢印キーを一列下に下げ、縦幅が半分のサイズにすれば、右側にWindowsボタンやCtrlボタンを配置でき、使い勝手が向上します。
※離席時パソコンをロックする場合、Windows+Lキーを片手で出来るので。
右Ctrlキーはゲームタイトルによってはうれしいのですが、普段使いには??となります。
テンキーは、3列の特殊タイプ。
テンキーが欲しい方には良いのですが、エンターキーとの間にスペースがないので、誤タイプする可能性があります。
気になるようなら、別途キーボードを準備すると良いでしょう。
DAIV 5Nと使ってみて異なるのはキーボード。
使った感覚ですが、キーが思ったより高めで誤タイプを誘発しました。
普段からLogicool K840だけでなくSurfaceやNECのノートPCも複数利用しているのですが、なにか異なります。
正直なところ使ってみて気になるなら、キーボードは別途準備すべきです。
あとは好みで、選ぶと良いです。
スライドパッド:G-Tune H5 (32GBモデル)
スライドパッドを手持ちのiPhone 8と比較した結果、ひとまわり大きいことがわかります。
スライドパッドを無効にするには、スライドパッドの左上をダブルタップすることで無効にできます。
ランプが点灯するので無効になっているのがわかりやすいです。
やっぱり、DAIV 5NやE5-165と同等。
各種ベンチマーク
ここでは、各種ベンチマークにより本PCの性能を確認しました。
クリエイター向けノートPCですが、ゲーミングノートPCと兄弟機種となるため、クリエイティブ作業だけでなくゲーム性能も確認しています。
CINEBENCH R23ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
Intel Core i7 7700Kと同等の性能です。
現在販売されているデスクトップPCと比較すると大体Core i5と同等となりますが、十分高性能です。
マウスコンピューターのDAIV 5Nおよび兄弟モデルであるG-Tune E5-165と同等と考えて問題ありません。
CrystalDiskMarkベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
NVMe m.2 SSDとしては、標準的な速度です。
今回テストしたSSDは、「Seagate BarraCuda」のSSDを搭載していました。
DQ10ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
軽量ゲームの代表として、DQ10のベンチマーク結果です。
当たり前ですが、このクラスのゲームなら問題なくプレイできます。
軽量クラスのゲームタイトルとしてみた場合、GeForce RTX 3060 Laptopを搭載したモデルとの比較は正直無意味かと。
FF14ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
続いて、中級クラスのゲームタイトルとして、「FF14」のベンチマーク結果です。
こちらも最高品質で余裕のある結果となりました。
この結果なら今冬の大型アップデート「暁月のフィナーレ」も十分プレイできるでしょう。
FF15ベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
フルHD 高品質で「とても快適」という結果に。
重量級ゲームタイトルでも十分な性能があることがわかります。
Adobe Photoshop CCベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
Adobe Photoshopのベンチマーク結果です。
DAIV 5Nと同様デスクトップの高性能なクリエイターPCと比較しても遜色のない結果です。
写真加工だけでなら、グラフィックス性能はもう少し低くても良いですが、動画編集も同時に行うならこちらを選ぶべきです。
Corel Painterベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
手持ちのGeForce GTX 1650搭載デスクトップPCと比較して、約3倍の結果となりました。
メモリだけでなくグラフィックス性能も余裕があります。
2Dグラフィックスのレベルではオーバースペックといえるほど高性能ということがわかります。
Adobe Premiere Pro CCベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
デスクトップPCの高性能モデルと比較して約半分程度という結果になりました。
とはいえ、ノートPCとしては十分高性能な結果です。
Blenderベンチマーク結果:G-Tune H5 (32GBモデル)
CPUの性能としては、十分な結果です。
他PCの比較
モデル名 | BMW27結果 |
---|---|
mouse F5-i5 (Intel Core i5-8265U) |
12m0s |
G-Tune E5 (Intel Core i7-9750H) |
5m46s |
DAIV Z7-QR4 (Intel Core i7-9700) |
4m49s |
DAIV 5N(2020年モデル) (Intel Core i7-10875H) |
4m2s |
DAIV 5N(2021年モデル) (Intel Core i7-10870H) |
3m54s |
CPUと比較しても3分の1程度の時間で完了しています。
かなりの高性能であることがわかります。
他PCの比較
モデル名 | BMW27結果 |
---|---|
G-Tune E5 (NVIDIA GeForce GTX 1660Ti) |
1m39s |
DAIV Z7-QR4 (NVIDIA Quadro RTX 4000) |
0m54s |
DAIV 5N(2020年モデル) (NVIDIA GeForce RTX 2060) |
1m21s |
DAIV 5N(2021年モデル) (NVIDIA GeForce RTX 3060) |
44s |
最後に
「 G-Tune H5 (32GBモデル)」は「G-Tune E5-165」や「DAIV 5Nモデル」と比較し、上位モデルとしても恥ずかしくないモデルです。
気になるのはキーボード。
少し慣れが必要なものでしたが、なれたらそこまで気にならないでしょう。
ゲームで利用するなら十分なグラフィックス性能ですし、メモリにも余裕があります。
標準モデルのG-Tune H5も良いですが、長く使いたいならカスタマイズせずこちらを購入すると良いでしょう。