今回は、「Lenovo」のゲーミングデスクトップPC「Lenovo Legion T550i」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑NVIDIA GeForce GTX 1650 Super搭載
☑メモリ16GB、記憶装置 256GB NVMe M.2 SSD + 1TB HDD
☑価格:209,770円 (税込)
目次
- 1 スペック:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 2 外観:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3 各種ベンチマーク
- 3.1 CINEBENCH R20ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.2 CrystalDiskMark ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.3 DQ10 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.4 FF14 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.5 FF15 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.6 Adobe Lightroom Classic ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 3.7 Blender ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
- 4 最後に
スペック:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
まず、スペックから確認します。
ゲーミングデスクトップPCとしては、標準的な性能です。
Lenovo Legion T550i (90NC0079JM) | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | Intel Core i7-10700 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 Super |
メモリ | 16GB (8GBx2) DDR4-2933 SDRAM SODIMM |
ストレージ | 1 TB HDD 7200 rpm + 256 GB SSD |
無線 | Wi-Fi 6対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠) + Bluetooth |
重量 | 約 14kg(最大構成時) |
外観:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
ここでは、「Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)」の外観を確認しました。
キーボードマウスなどについては標準で添付されていないことから、今回除外しています。
本体外観:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
本体はタワー型デスクトップPCとして標準的です。前面には入出力端子がなく、通気口が確認できます。
添付品とマニュアル類:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
電源ケーブルとマニュアル類についてです。不要なものはほぼありません。
潔いというか、なんというか。電源は2極アース付きで一般家庭のコンセントではそのまま利用できないため、変換アダプターが標準でついているのは良いです。
本体背面:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
本体背面上部が反りあがっています。ここは、持ち手として利用できます。
一般的なモデルだと持つのに苦労しますが、これがあることで移動や掃除などが容易にできます。
入出力端子としては、下記のとおり。
USB 3.0 Type-C / USB 3.0 / USB 2.0 / イーサーネットコントローラー
GeForce GTX 1650 Superには、DisplayPort x2とHDMI x1
本体上部:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
本体上部には、USB 3.0とヘッドホン・マイクロホンコンボジャックと電源ボタンが確認できました。
床上に接地した場合、椅子に座った状態から下へ手を伸ばせば電源を入れることができますし、有線ヘッドセットやコントローラなどの取り付けだけでなく、USBメモリ等によるデータのやり取りにも便利です。
本体裏面:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
4つ角にゴム状のクッションがありました。滑りにくく良いですね。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
ゲーミングノートPCとはいえクリエイティブ作業も可能なモデルですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i7-9700 | 3033cb |
Intel Core i7-10700 | 4667cb |
AMD Ryzen 5 3500 | 2599cb |
AMD Ryzen 7 3700X | 4432cb |
AMD Ryzen 7 3700X」と同等以上という結果になりました。
旧モデルの「Intel Core i7-9700」と比較しても十分高性能です。
CrystalDiskMark ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
NVMe M.2 SSDでも高速な部類。搭載されていたSSDは「WDC PC SN730 SDBQNTY-256G」です。
NVMe 3.0x4接続で、シーケンシャルリード最大3,400MB/sとなっており、実際に想定範囲内の結果となっています。
この速度ならゲームだけでなく、大容量ファイルを取り扱う動画編集なども快適です。
しかし、容量が256GBとOSとソフトウェアでギリギリのサイズとなる可能性があり、悩ましいところです。
こちらはデータ用として利用できるHDDの結果です。
やはり、SSDと比較するとかなり低速です。しかし、1TBと大容量でデータの保存には十分。
DQ10 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
ゲームでも軽量な部類のゲームタイトルとして、DQ10のベンチマーク結果です。
ある程度のグラフィック性能があれば十分プレイできますし、このクラスのグラフィックスでも十分快適にプレイできます。
やはり、このレベルのゲームタイトルであれば、CPU性能が高い方が有利ですがここまでは必要ない気もするので、1ランク下げていても十分楽しめます。
FF14 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
ゲームタイトルの中でも、中級クラスとして代表的なFINAL FANTASY ⅩⅣのベンチマーク結果です。
このPCなら大型アップデート「暁月の終焉」以降も画質を抑えれば十分快適に楽しめます。
FF15 ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
重量級タイトルの代表として、FINAL FANTASY ⅩⅤのベンチマーク結果です。
フルHDの高品質で「やや快適」といった結果。画面サイズと画質を落とせばなんとかプレイ可能です。
Adobe Lightroom Classic ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
Adobe Lightroom Classicのベンチマークの結果です。
この性能なら、RAW現像も十分快適にこなせます。
Blender ベンチマーク結果:Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)
無料の3DCGソフト「Blender」のベンチマーク結果です。
「BMW 27」の結果で、CPUだと「3分2秒」。CUDAで「2分6秒」
本格的な作業だともう少しグラフィックス性能が欲しいところですが、はじめての3DCGを行う入門機としても十分な性能です。
最後に
今回は、Lenovo Legion T550i (90NC0079JM)を確認しました。
CPUは第10世代のIntel Core i7で最新の第11世代と比較すると少し見劣りするところがありますが、十分な性能です。
グラフィックス性能は多くのゲームタイトルの必須スペックをクリアしており、はじめてのゲーミングPCとしても十分な性能です。
クリエイティブ作業では、イラストやグラフィックデザインといった内容なら十分な性能です。本格的な3DCGや動画編集にはもう少しグラフィックス性能が欲しいところです。
気に入った点は持ち手があること。
一般的なデスクトップPCには存在せずごく一部のデスクトップPCに存在しているだけです。
同じ性能なら使い勝手からこちらを選んでも良いでしょう。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。