さて、今回は
マウスコンピューターのクリエイターノートPC 「DAIV 3N」
のレビューとなります。
※本記事はマウスコンピューター様のご厚意により実機をお借りしてのレビューとなります。
「DAIV 3N」の特徴としては、
☑ナローベゼル(狭額縁)13.3型 フルHDグレア液晶搭載
☑Thunderbolt 3 搭載
☑約10時間の長時間バッテリー
とありますが、一番は
intel CPUとAMD Radeon RX Vega M GH
していることですね。
私個人としては、こういった色物大好きです。
この技術は、「ディスクリートグラフィックス」と呼ばれ、通常の内蔵グラフィックスよ高性能なモデルとなります。
ディスクリートGPUとは
ディスクリートグラフィックスソリューションでは、システムプロセッサーとは個別の (つまりディスクリートの) グラフィックスプロセッサ、そしてシステムメモリとは別のグラフィックメモリを使用します。 このソリューションでは CPU やシステムメモリに負荷がかからないため、複雑なグラフィックスや視覚要素の強いアプリケーションのタスクを処理する場合の、全体的なパフォーマンスが大幅に向上します。
本製品のポイントは
☑13.3インチのグレア液晶搭載
☑高性能なRadeonグラフィックス搭載
☑Thunderbolt 3を搭載
とコンパクトなノートパソコンです。
目次
スペック
まず、カタログスペックを確認します。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | intel Core i7-8709G |
グラフィックス | Radeon RX Vega M GH |
メモリ | 16GB PC4-19200 |
M.2 SSD | 512GB NVMe対応 |
液晶パネル | 13.3型 フルHDグレア |
無線 | IEEE802.11ac/a/b/g/n ・ Bluetooth 5モジュール内蔵 |
外観:DAIV 3N
続いて、本体や付属品について確認します。
本体外観および添付品:DAIV 3N
添付されているのは、本体とACアダプターそしてマニュアル類1式です。
バッテリーがカタログ値では10時間と長時間であり、普段は持ち運ばなくても良いかもしれません。
とはいえ、ACアダプターはもう少し小さいと本体と一緒に持ち運びやすいので今後は検討してほしいところです。
本体裏側:DAIV 3N
かなり大きなファンが見えます。
接地面と隙間を設けるためにクッションとなる部分が大きめなのが特徴的です。
ただし、置く場所によっては熱が逃げにくい為、専用の冷却ファンを追加で準備しておくと良いでしょう。
本体右側:DAIV 3N
本体右側にはHDMI端子とThunderbolt 3の端子を利用することでトリプルディスプレイに出来ます。
これ1台で本格的な作業も可能ですね。
こちらのUSB端子はデータのやり取りなどの利用シーンを考えて開けておくと良いでしょう。
本体左側:DAIV 3N
本体左側には、電源とUSB 3.0、イヤホンジャックとなります。
ACアダプター端子の手前になるUSB 3.0の端子は日常的に利用するマウスなどを接続しておくとよさそうです。
キーボードとスライドパッド:DAIV 3N
マウスコンピューターの一部のPCでは、キーボードが特殊なモデルがありましたが、この「DAIV 3N」は新しいモデルであり、どうなっているか確認します。
キーボード:DAIV 3N
矢印キーが半分のサイズになっています。
マウスコンピューターとしては、初かもしれない。
最近の他社モデルをみると多く見られる配列なので、他社のノートパソコンを使っている人が購入してもすんなり利用できそうです。
気になるところは、右側にALtキーがないことや、シフトキーやバックスペースキー、「¥」「む」のキーサイズが少し小さいところですね。
このあたりは、左側のキーのサイズをもう少し小さくして、バランスがとられているとさらに良くなると思います。
なお、「Windows」キー+「L」で離席するときに必ずロックしているのですが、右側に「Windows」キーがあると便利です。
個人で利用する場合はロックするシーンはあまりないと思いますし、デスクトップ用キーボードでもないモデルもありますので、本製品が悪いというわけではありません。
タッチパッド:DAIV 3N
iPhone 8の画面よりひとまわり大きく見えます。
このサイズのノートでここまで大きいタッチパッドを搭載しているモデルはそうないのではないかと。
タッチパッド派の人には使いやすそうです。
各種ベンチマーク:DAIV 3N
ここからは、性能について確認します。
本製品の特徴である「AMD Radeon RX Vega M GH」がどういった結果となるか確認します。
FF14SBベンチマーク結果:DAIV 3N
こちらの結果を見る限り順当です。
FINAL FANTASY 14 漆黒の反逆者ベンチマーク結果です。
ゲームとしては軽くもなく重くもないので、このゲームが動くのであれば大体のゲームは楽しめます。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:DAIV 3N
結果から見ると第7世代のデスクトップ用Core i7と同等です。
現在販売されているデスクトップ用CPUでは、第9世代Core i5と同等と考えると良いでしょう。
CrystalDiskMark結果:DAIV 3N
現在販売されているSSDでも高速なNVMe M.2 SSD(Gen.3)です。
これなら、ディスク性能が原因で処理が遅れるような場面は少なそうです。
※本製品で搭載されていたのは、「HFS512GD9TNG Hynix SSD 512GB」でした。
最後に
モバイル向けノートPCとしてだけでなく、メインとなるノートPCを探している人にも十分な性能を持ったノートPCでした。
マウスコンピューターとしては、珍しいグレア(光沢)液晶が特徴的です。
長時間作業には向きませんが、クリエイティブ作業ができる光沢液晶のノートパソコンを探している人には良いノートPCだと思います。