マウスコンピューター

マウスコンピューター mouse K7 レビュー

今回は、「マウスコンピューター」のスタンダードノートPC「mouse K7」のレビューとなります。

mouse K7アイキャッチ

本製品のポイント!

☑Intel Core i7 10750H&GeForce GTX 1650搭載
☑17.3インチフルHD液晶搭載
☑高速無線LAN Wi-Fi 6対応
☑追加でHDDが搭載可能
△標準のSSDがSATA SSD
✖標準メモリが8GBと少なめ
☑価格:129,800円
Intel Core i7-12650H / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 17.3型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / GeForce GTX 1650 / 約 2.57kg / 120W (20V), AC100V (50/60Hz)

スペック:mouse K7

まず、スペックから確認します。

mouse K7
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU Intel Core i7-10750H
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリ 8GB (8GB×1) PC4-21300
M.2 SSD 512GB SSD(M.2 SATA3 接続)
液晶パネル 17.3型 フルHDノングレア
無線 インテル Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
重量 約 2.34kg

気になるのは、標準メモリが8GB、SSDがM.2 SSD ですが、SATA接続。
この2点は、確実にカスタマイズしたほうが良いですね。

前回の「DAIV 5P」が同等の性能であり、比較しながらベンチマーク結果で確認します。

Intel Core i7-12650H / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 17.3型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / GeForce GTX 1650 / 約 2.57kg / 120W (20V), AC100V (50/60Hz)

外観:mouse K7

ここでは、「mouse K7」の外観を確認します。

キーボードやスライドパッド、入出力端子などと、キー配置なども併せて確認します。

本体外観および添付品:mouse K7

本体外観および添付品:mouse K7

本体外観および添付品:mouse K7

本体とACアダプターと電源ケーブル。
あとは、マニュアル類です。

本体サイズに対しバッテリーが小さく見えます。

本体裏面:mouse K7

本体裏面:mouse K7

本体裏面:mouse K7

本体裏側は、接地面となる部分が接地面との空間を多めに作るようポイントを抑えたかたちとなっています。

本体右側:mouse K7

本体右側:mouse K7

本体右側:mouse K7

本体右側には、左からUSB 3.1(Type-A)、USB 3.1 (Type-C)、カードリーダー、通気口が確認できます。

通気口が奥側にあるのは、よいですが、その分手間にUSB端子が手前にきています。

できれば、カードリーダーを手前側に配置し、USB端子を奥側にしたほうがさらに使い勝手がよいです。

本体背面:mouse K7

本体背面:mouse K7

本体背面:mouse K7

本体背面には左側から通気口、mini Display Port端子、HDMI端子、有線LAN、電源端子と並んでいます。
通気口は、PCを利用する際、背面をふさがないようにしないと、熱が上手く冷却できないので、注意が必要です。

miniDisplay Portの代わりに、Thunderbolt 3(USB-C)であれば、拡張性が格段に広がるのですが、外付けディスプレイも接続できるのは良いですし、有線LANや電源端子が背面に集中しているのは、ケーブルが整理しやすいので、好感が持てます。

本体左側:mouse K7

本体左側:mouse K7

本体左側:mouse K7

本体左側には、画像の左側から、セキュリティロック、通気口、USB 3.0(Type-A)、USB 2.0(Type-A)、マイク端子、ヘッドホン/ヘッドセット端となります。

※画像にはセキュリティスロットと通気口が映っていません。

USB 2.0の端子はレシーバー付きマウスやプリンターなどを利用するのによいですね。

外付けHDDなどを利用するならこちら側のUSB 3.0の端子を利用するとよいでしょう。

ディスプレイ:mouse K7

ディスプレイ:mouse K7

ディスプレイ:mouse K7

ノングレア液晶なので、映り込みはそこまでありません。

ディスプレイ(最大開度):mouse K7

ディスプレイ(最大開度):mouse K7


ディスプレイを最大まで開いた状態。
このあたりは、一般的なノートPCと同等。これ以上広げると排気を邪魔するだけでなく、背面の入出力端子があるのでこのあたりが限界ですね。

Intel Core i7-12650H / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 17.3型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / GeForce GTX 1650 / 約 2.57kg / 120W (20V), AC100V (50/60Hz)

キーボードとスライドパッド:mouse K7

やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。

ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。

キーボード:mouse K7

キーボード:mouse K7

キーボード:mouse K7

テンキーが搭載されたきーぼどです。相変わらず、テンキー周りが特殊なので、今後は改善してほしいところ。

キーボードの左右に1キー分広げテンキーをデスクトップ用のキー配置に併せてあわせると、使いやすくなります。

矢印キーが縦半分となり、右シフトキーのサイズが改善されているのはよいですね。

キー全体が本体より少し下がった位置にあり、画面への接触しないよう考慮されているのも評価できます。

電源ボタンは、左側。左利きの私はありがたいのですが、世間一般的には、右利きの人が手を伸ばすシーンが想像できます。

なお、電源が少し斜めになっているのは好感がもてました。

キーボード(拡大):mouse K7

キーボード(拡大):mouse K7

キーボードの「F10」キーにカメラのマークが確認できます。

最近Web会議等カメラを使うシーンが多くなっていますが、キーボードからカメラの有効無効が切り替えられるのは良いですね。

スライドパッド:mouse K7

スライドパッド:mouse K7

スライドパッド:mouse K7

iPhone 8と比較して、ひとまわり大きいサイズ。

スライドパッドの左上に左上に指紋認証があります。

左ボタンと右ボタンの部分は少し押した感じが深い感じがするので、もう少し浅くてカチッとした押し心地のものが私は好きです。

Intel Core i7-12650H / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 17.3型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / GeForce GTX 1650 / 約 2.57kg / 120W (20V), AC100V (50/60Hz)

各種ベンチマーク

ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。

スタンダードノートPCですので、標準的なベンチマークに併せ、ゲームベンチ、クリエイターが利用するソフトのベンチマーク結果をご紹介。

CINEBENCH R20ベンチマーク結果:mouse K7

CINEBENCH R20ベンチマーク結果:mouse K7

CINEBENCH R20ベンチマーク結果:mouse K7

CPU名 結果
Intel Core i7-10875H 4184cb
Intel Core i9-10885H 3370cb
AMD Ryzen 7 4700U 2645cb
Intel Core i7-10750H 2639cb
Intel Core i7-9750H 2617cb
Intel Core i7-10750H(DAIV 5P) 2511cb
AMD Ryzen 3 4300U 1471cb

気になるところは、同じ第10世代の「Intel Core i7-10750H(DAIV 5P 2020年モデル)」より高い結果となっています。

メモリの容量もmouse K7のほうが少ないため、排熱処理による違いからくるものと想定されます。

ただこの違いであれば、そこまで問題とすることもないでしょう。

CrystalDiskMarkベンチマーク結果:mouse K7

CrystalDiskMarkベンチマーク結果:mouse K7

CrystalDiskMarkベンチマーク結果:mouse K7

今回搭載されていた SSDは、「KINGSTON RBUSNS8180S3512GJ」を搭載していました。

SATA SSDとしては一般的な速度です。

ドラゴンクエストⅩ ベンチマーク結果:mouse K7

ドラゴンクエストⅩ ベンチマーク結果:mouse K7

ドラゴンクエストⅩ ベンチマーク結果:mouse K7

軽量なゲームタイトルの代表となる「ドラゴンクエストⅩ」

専用グラフィックスである「GTX 1650」を搭載しており十分快適にプレイできることがわかります。

FF14漆黒の反逆者 ベンチマーク結果:mouse K7

FF14漆黒の反逆者 ベンチマーク結果:mouse K7

FF14漆黒の反逆者 ベンチマーク結果:mouse K7

中程度の性能が必要となる「FF14漆黒の反逆者」

最高品質でも、十分な結果となりました。

メモリは、16GBへカスタマイズしておくとさらに快適にプレイできるでしょう。

FF15 ベンチマーク結果:mouse K7

FF15 ベンチマーク結果:mouse K7

FF15 ベンチマーク結果:mouse K7

高性能なグラフィックス性能が必要となる「FF15」

最低画質まで落とせば、なんとかプレイできる結果となりました。

Adobe Photoshop CC ベンチマーク結果:mouse K7

Adobe Photoshop CC ベンチマーク結果:mouse K7

Adobe Photoshop CC ベンチマーク結果:mouse K7

他PCの比較

モデル
登載グラフィックス
Overall Basic Score
DAIV 5D-R7
GeForce GTX 1660 Ti
928
ENVY 15-ep0003TX
GeForce RTX 2060 with Max-Q Design
913.8
DAIV 5N(2020年モデル)
GeForce RTX 2060
901.2
mouse W890
GeForce GTX 1650
751.8
DAIV 5P(2020年モデル)
GeForce GTX 1650
611.2
DAIV 5D-R5
GeForce GTX 1660Ti
563.4
mouse K7
GeForce GTX 1650
481.6

DAIV 5P(2020年モデル)と比較してもかなり、低い結果となっています。

DAIV 5D-R5はグラフィックス高性能ですが、メモリが8GBで評価が落ちていますので、Photoshop CCはメモリは最低でも16GBは必要ですね。

Adobe Lightroom Classic ベンチマーク結果:mouse K7

Adobe Lightroom Classic ベンチマーク結果:mouse K7

Adobe Lightroom Classic ベンチマーク結果:mouse K7

他PCの比較

モデル
登載グラフィックス
Overall Basic Score
ENVY 15-ep0003TX
GeForce RTX 2060 with Max-Q Design
942
DAIV 5D-R7
GeForce GTX 1660 Ti
922
DAIV 5N(2020年モデル)
GeForce RTX 2060
805
DAIV 5P(2020年モデル)
GeForce GTX 1650
603
mouse K7
GeForce GTX 1650
531

やはり、メモリが8GBと少ないのが結果に影響しています。

Lightroom Classicもメモリは16GBは欲しいところです。

Blender ベンチマーク結果:mouse K7

無料3DCGソフトの「Blender」

結果をインターネット上で共有してあり傾向も確認できます。

Blender ベンチマーク結果(CPU)

Blender(CPU) ベンチマーク結果:mouse K7

Blender(CPU) ベンチマーク結果:mouse K7

他PCの比較

モデル名 BMW27結果
ENVY 15-ep0003TX
(Intel Core i9 10885H)
3m42s
DAIV 5N(2020年モデル)
(Intel Core i7-10875H)
4m2s
DAIV 5D-R7
(AMD Ryzen 7 3700X)
4m10s
mouse K7
(Intel Core i7-10750H)
5m5s
DAIV 5P(2020年モデル)
(Intel Core i7-10750H)
5m41s
G-Tune E5
(Intel Core i7-9750H)
5m46s

短いほうが高性能ですが、「mouse K7」は順当な結果となっています。

Blender ベンチマーク結果(CUDA)

Blender(CUDA) ベンチマーク結果:mouse K7

Blender(CUDA) ベンチマーク結果:mouse K7

他PCの比較

モデル名 BMW27結果
DAIV 5N(2020年モデル)
(NVIDIA GeForce RTX 2060)
1m21s
ENVY 15-ep0003TX
(GeForce RTX 2060 with Max-Q Design)
1m33s
G-Tune E5
(NVIDIA GeForce GTX 1660Ti)
1m39s
DAIV 5D-R7
(GeForce GTX 1660 Ti)
1m39s
mouse K7
(GeForce GTX 1650)
2m45s

専用グラフィックスの差がそのまま出ています。

その他PCと比較すると、低く見えますが3DCGを始めるには十分な性能です。

BlackMagic Designベンチマーク結果:mouse K7

Davinci Resolveを開発している「BlackMagic Design」

Davinci Resolve自体には推奨スペックの記載がありませんが、ベンチマークソフト「Blackmagic RAW Speed Test」を提供しています。

BlackMagic Designベンチマーク結果:mouse K7

BlackMagic Designベンチマーク結果:mouse K7

結果としては、4320p30まで。

フルHDや2Kまでなら、十分な性能といえるでしょう。

V-RAYベンチマーク結果:mouse K7

3Dレンダリングソフトウェア「V-RAY」

こちらもベンチマークがありますのでそちらの結果を紹介。

V-RAYベンチマーク結果:mouse K7

V-RAYベンチマーク結果:mouse K7

他PCの比較

モデル名 VRAY VRAY GPU
DAIV 5D-R7
(GeForce GTX 1660 Ti)
12230 ksamples 136 mpaths
DAIV 5N(2020年モデル)
(NVIDIA GeForce RTX 2060)
10,606 ksamples 186 mpaths
ENVY 15-ep0003TX
(GeForce RTX 2060 with Max-Q Design)
9,750 ksamples 155 mpaths
G-Tune E5
(NVIDIA GeForce GTX 1660Ti)
8,410 ksamples 139 mpaths
mouse K7
(NVIDIA GeForce GTX 1650)
7,618 ksamples 91 mpaths
DAIV 5P
(NVIDIA GeForce GTX 1650)
7,296 ksamples 74 mpaths
DAIV 5D-R5
(GeForce GTX 1660 Ti)
6,098 ksamples 136 mpaths

DAIV 5Pより全体的に高い結果となりました。

性能的には入門機としての利用には十分な性能といえます。

Intel Core i7-12650H / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 17.3型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / GeForce GTX 1650 / 約 2.57kg / 120W (20V), AC100V (50/60Hz)

最後に

今回は、mouse K7を確認しました。

前モデルである、W890から通気口が改善されています。

キーボードについては、矢印キーが改善していますが、テンキーは逆に不満が残る配列です。

電源の位置は、右側にあったものが左側に移動していますが、斜めとなっており押しやすいです。

周辺機器の入出力端子は前モデルから大きな変化はないので、今後USB-C端子のポートを増やしてくれると助かります。

性能面からみると、メモリが8GBと少なくSSDがSATA SSDであったせいか、前回レビューした「DAIV 5P」と比較すると少しもっさりした感じがあります。

そう考えると、メモリサイズは16GBへ、SSDをNVMe M.2 SSDへカスタマイズすると、体感としても高速になります。

ただ、クリエイティブ作業を行うなら、メモリは32GBへカスタマイズしておくことをお勧めします。

デザインとしては、天板のチーズが主張しているのでここは旧モデルと同様ブランド名でよかった気もします。

あと難点を言えば、運送用の箱に入った状態だと、内側にある実際の箱の持つところを利用するようになっているので、ここは改善しても良いかなと。

とはいえ、大画面で手の出しやすい家族共用のノートPC、ゲーム用ノートPCやクリエイター向けノートPCを探している方にお勧めの1台です。

※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。

なお、本記事は、マウスコンピューター様のご厚意により実機をお借りしてのレビューとなります。

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