今回は、「マウスコンピューター」の15.6インチスタンダードノートPC「mouse B5-i7」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑LTE通信モジュール追加可能
☑重量:約1.59kg
✖SATA接続SSD
☑価格:99,800円
スペック:mouse B5-i7
まず、スペックから確認します。
15.6型 フルHDノングレア液晶を搭載したノートPCとしては、重量1.59kgと一般的。
mouse B5-i7 | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-1065G7 |
グラフィックス | インテル Iris Plus グラフィックス |
メモリ | 8GB (8GB×1) PC4-21300 |
M.2 SSD | 256GB(SATA接続) |
液晶パネル | 15.6型 フルHDノングレア |
無線 | インテル® Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps) + Bluetooth 5 モジュール内蔵 |
重量 | 約 1.59 kg |
今回は、メモリを16GBへカスタマイズした状態となります。
おすすめカスタマイズ
記憶装置を256GB(SATA接続)⇒512GB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 )へ変更で7,600円
テレワーク用と限定的な利用であればメモリのみカスタマイズしても良いのですが、他にも色々使うなら、記憶装置をSSDのサイズを上げておくと良いでしょう。
外観:mouse B5-i7
ここでは、「mouse B5-i7」の外観を確認しました。
やはり、キーボードやスライドパッド、入出力端子など気になります。
本体外観および添付品:mouse B5-i7
本体はシルバーを基本としたデザインで悪くありません。
ACアダプターおよび電源ケーブルが面ファスナーでまとめることができるタイプです。
持ち運ぶ際にケーブルがどうしても邪魔になります。
据え置きで利用することが多い場合は、邪魔に感じる場面もあるかと思いますが、片づける、持ち運ぶといったシーンが多く考えられる場合、これは良いですね。
本体裏面:mouse B5-i7
かなりピンボケ。
本体中央上側にメモリがみえます。あとからメモリ交換するには、裏側を全体を開ける必要がありそうです。
本体右側:mouse B5-i7
本体右側インターフェース(画面左側から)
- USB 3.1端子(Type-C/10Gbps/PowerDelivery対応)
- USB 3.1端子(Type-A/10Gbps
- HDMI端子
- 電源端子
HDMIで映像データとモバイルディスプレイの電源をUSB-Cのポートから供給し、本体へ電源を接続した状態。
かなりごちゃごちゃしています。
USB-Cのポートのどちらかが、Thunderbolt 3であれば、ここまでごちゃごちゃしないのですが。
本体背面:mouse B5-i7
本体背面には排気口が見えますが、ディスプレイが180度まで開くのでディスプレイと本体の隙間から排熱されます。
本体左側:mouse B5-i7
本体左側インターフェース(画面左側から)
- セキュリティスロット
- ネットワーク(LAN)端子
- カードリーダー
- USB 2.0端子×2
本モデルはLTEスロットを搭載可能ですが、本機には搭載していません。
搭載可能なモデルが少ない中、オプションとはいえ選べるのは良いですね。
ディスプレイ:mouse B5-i7
ノングレア液晶ということで、映り込みはあまりないですね。
ディスプレイを最大まで開いた状態。
この状態で利用することはあまりありませんが、対面での資料の説明などでは有効です。
キーボードとスライドパッド:mouse B5-i7
やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。
ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。
キーボード:mouse B5-i7
15.6インチのノートPCなので、テンキーもあります。
「Fnキー+F3」でスピーカーのON/OFF
「Fnキー+F10」でカメラのON/OFF
できればマイクのON/OFFを入れてほしかったです。
スライドパッド:mouse B5-i7
スライドパッドはかなり大きめ。
iPhone 8と比較しても一回り以上大きいです。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
スタンダードノートPCですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:mouse B5-i7
結果詳細
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i5-8265U | 1117cb |
Intel Core i7-8665U | 1153cb |
Intel Core i7-1065G7 | 1412cb |
Intel Core i7-9700T | 2262cb |
Intel Core i7-9750H | 2617cb |
Intel Core i9-9980H | 2930cb |
Intel Core i7-9700 | 3033cb |
Intel Core i7-10875H | 4184cb |
Intel Core i9-10885H | 3370cb |
CPU性能は、第8世代「Intel Core i7-8665U」より高性能。
CINEBENCH R23での結果です。
第11世代Intel Core i7-1165G7よりシングルコアでは劣りますが、マルチコアではほぼ同等という結果。
CrystalDiskMarkベンチマーク結果:mouse B5-i7
SATA接続のため、妥当な速度です。できれば、512GBへカスタマイズする際、NVMe接続へ変更したいところです。
※512GB SATA SSDと512GB NVMe M.2SSDのカスタマイズ金額の差は1,400円
DQ10ベンチマーク結果:mouse B5-i7
軽量なゲームであるドラゴンクエスト10
なんとかプレイできます。できれば、画質を落とすとさらに快適です
FF14ベンチマーク結果:mouse B5-i7
標準品質(ノートPC)で「やや快適」の評価。
表示サイズを落とせばなんとかなるかと。
とはいえ、これ以上のゲームプレイは難しいと考えて良いでしょう。
3DMARKベンチマーク結果:mouse B5-i7
4.7FPS(グラフィックス)
11.82FPS(CPU)
やはりゲームは難しいですね。
Adobe Lightroom Classicベンチマーク結果:mouse B5-i7
CPU性能が結果に大きく反映されるため、本格的な作業には向きませんが、ちょっとした作業であれば問題ないレベルといえます。
ただし、メモリは、16GBへカスタマイズしておくとよいでしょう。
最後に
今回は、mouse B5-i7を確認しました。
標準のメモリは、8GBと少なめ。
なにか、本格的なことをしようとするとメモリは16GB欲しいところです。
Intel内蔵グラフィックスでも高性能な「Intel Iris Plus」でもゲームや、クリエイティブな作業は難しいという結果です。
とはいえ、WordやExcelといった事務作業、zoomやWebEX、TeamsといったWeb会議には十分な性能です。
画面共有や、資料共有を行っても問題ないでしょう。
LTEモジュールが追加できるので利用シーンによっては追加すると良いでしょう。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。