今回は、ASUSの14インチゲーミングノートPC ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑14型ワイドTFTカラーWQHD液晶搭載
☑無線LAN:Wi-Fi 6対応
☑重量:約1.65kg
☑価格:195,273円(税別)(214,800円 (税込))
目次
スペック:ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」
まず、スペックから確認します。
専用グラフィックスを搭載したノートPCの中でも小さく軽量なモデルです。
ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」 | |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 9 4900HS |
グラフィックス | GeForce RTX 2060 Max-Q搭載 |
メモリ | 16GB PC4-25600(DDR4-3200) |
M.2 SSD | 1TB NVMe対応 |
液晶パネル | 14型 WQHD(2,560×1,440ドット)ノングレア液晶 |
無線 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax + Bluetooth 5 モジュール内蔵 |
重量 | 約 1.65kg |
外観:ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」
ここでは、ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」の外観を確認しました。
やはり、キーボードスライドパッド、入出力端子などどうなっているか気になりますし。
本体外観および添付品:GA401IV-R9R2060QW
本体と添付品の一覧です。
インターネットを安全に利用するための「i-フィルター」、Microsoft 互換Office製品「Kingsoft WPS Office」の体験版が搭載されているのも特徴的です。
ACアダプターと電源ケーブルはケーブルを束ねるマジックテープのタイプ。片づけたり、持ち運びに便利ですね。
本体裏面:GA401IV-R9R2060QW
本体裏側には、大きく4つのゴム状の足があります。
メモリを交換するには、画面上にあるネジをすべて外す必要があります。
ただ、サイト上で搭載できる最大メモリを確認すると24GBとの記載と、32GBと記載されていた箇所がありどちらが正しいのかわかりません。
マザーボードに取り付けらたメモリが8GBで、拡張スロットの8GBから16GB変更するのが限界と想定されます。
本体右側:GA401IV-R9R2060QW
左からUSB 3.1 Gen 2 Type-Cポート,USB 3.1 Gen 1 Type-Aポートが搭載
右手奥には排気口があります。利用時はここを塞がないようにしておいた方が良いですね。
USB Type-Cのそばには10Gbpsの記載があり高速な通信が可能なのがわかるようになっているのもありがたいです。
本体背面:GA401IV-R9R2060QW
本体中央には、Zephyrus のロゴが確認できます。
こういった性能には関係ないけど、買った後の満足感が上がる対応は良いですね。
赤いと3倍速くなったりしませんかね?
本体左側:GA401IV-R9R2060QW
左から電源、HDMI、USB 3.1 Gen 2 Type-Cポート、イヤホンマイクとなっており、こちらのUSB Type-Cはディスプレイ出力に対応しています。
本体左には常用するケーブル端子が集中しています。
手持ちのモバイルディスプレイにつないでみました。
ケーブル1本で、電源だけでなく映像も出力でき非常に便利です。
ディスプレイ:GA401IV-R9R2060QW
ディスプレイはノングレアということで映り込みを確認しました。
先ほどのモバイルディスプレイはグレア液晶のためきれいですが、集中して画面を見続けるならやっぱりノングレアのほうがよいかと。
キーボードとスライドパッド:ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」
やはり、入力デバイスの使い勝手は大事です。
ここでは、キーボードとスライドパッドの使い勝手を確認しました。
キーボード:GA401IV-R9R2060QW
キーボードには、テンキーがなく、キーは大き目。
また、キーのー文字も大きいので、見やすくて良いですね。
電源ボタンは、右上のため入れやすいですし、指紋認証機能も搭載されています。
指紋認証を有効にする場合は、電源ボタンを押した際の設定を変更しておくと誤って電源が切れることはないでしょう。
ファンクションの上にある、スピーカーとマイクオフのボタンはゲーム中のボイスチャットを効率よくできます。
良く考えられていますね。
スライドパッド:GA401IV-R9R2060QW
比較対象としてiPhone 8を利用。
スライドパッドのサイズはiPhone 8の画面より少し小さいぐらい。
マウスジェスチャーに対応していて使いやすかった。
これなら「マウスがなくても良い」という方もいるかもしれません。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
ノートPCですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
結果詳細
CPU名 | 結果 |
---|---|
Intel Core i5-8265U | 1117cb |
Intel Core i7-8665U | 1153cb |
Intel Core i7-9700T | 2262cb |
Intel Core i7-9750H | 2617cb |
Intel Core i9-9980H | 2930cb |
Intel Core i7-9700 | 3033cb |
Intel Core i9-10885H | 3370cb |
Intel Core i7-10875H | 4184cb |
AMD Ryzen 9 4900HS | 4269cb |
AMD Ryzen 7 3700X | 4432cb |
Intel Core i7よりも高性能であり、AMDのデスクトップ向けCPU Ryzen 7 3700Xへ及びませんが、近い性能があるのがわかります。
CrystalDiskMarkベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
NVMe M.2 SSDとしては標準的な性能です。
これより高速なSSDもありますが、これ以上は体感速度はそこまで変わらず、価格が上がるためこのあたりが妥当ともいえます。
DQ10ベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
さすが、GeForce RTX 2060を搭載したモデルです。
軽量なゲームなら高い画質でも十分余裕でたのしめます。
FF14ベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
フルHDなら最高画質でも十分プレイできます。
負荷の高い場面で、もたつきがあるようなら画質をさげれば十分プレイできますね。
FF15ベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
フルHDで画質を落とせば快適にプレイできそうです。
これなら、さらに画質を落とせば、負荷の高い場面でも十分楽しめます。
PugetBench PhotoShopベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
CPUの性能も高くグラフィック性能も高いので、この値はもう少し高くても良い気がします。
ゲーム用としては十分ですが、クリエイティブ作業には、メモリが16GBと少ないので仕方ない気もします。
とはいえ、サイズと重量を考えるとかなり高性能です。
Blenderベンチマーク結果:GA401IV-R9R2060QW
CUDAでの結果です。
それ以外は原因不明のエラーとなり、確認できませんでした。
この結果を見ると、GeForce RTX 2060を搭載したモデルより少し劣りますが、GeForce GTX 1660よりも高い性能を発揮していることがわかります。
ただ、クリエイティブ作業を行うにはメモリが悩みです。
最後に
今回は、ASUS ROG Zephyrus G14「GA401IV-R9R2060QW」を確認しました。
ゲームをするには、軽量コンパクトでありながら高性能です。
ゲーム用と考えると、マイクのオフボタンがあったりしてよく考えられています。
やっぱり、小さくて軽量っていうのは良いですね。
ただ、クリエイターの持ち運び用として利用するにはメモリがネックです。
とはいえ、ゲーム用ノートPCとしては十分な性能ですし、現在20万円以下というのもなんとか手が出る範囲です。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。