今回は、「マウスコンピューター」のゲーミングデスクトップPC「G-Tune PM-B」のレビューとなります。
本製品のポイント!
☑NVIDIA GeForce GTX 1660搭載
☑メモリ16GB、記憶装置 256GB NVMe M.2 SSD
☑価格:137,280円 (税込)
スペック:G-Tune PM-B
まず、スペックから確認します。
ゲーミングデスクトップPCとしてはめずらしい、CPUに「Core i5」を搭載し価格を抑えつつ、「GeForce GTX 1660」を搭載しているのがポイントです。
G-Tune PM-B | |
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OS | Windows 10 Home 64ビット(Windoiws 11を搭載した同一スペックモデル「G-Tune PM-B-L」も併売) |
CPU | Intel Core i5-11400F |
グラフィックス | GeForce GTX 1660 GDDR5 6GB |
メモリ | 16GB (8GBx2) DDR4-3200 SDRAM SODIMM |
ストレージ | 256GB NVMe M.2 SSD |
無線 | Intel Wi-Fi 6 AX200(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n / 最大2.4Gbps対応) + Bluetooth 5モジュール内蔵 |
重量 | 約約10.3kg |
外観:G-Tune PM-B
ここでは、「G-Tune PM-B」の外観を確認しました。
キーボードマウスなどについては標準で添付されていないことから、今回除外しています。
本体外観:G-Tune PM-B
本体はタワー型デスクトップPCとして標準的です。前面には電源ボタンが確認できます。また、カスタマイズで光学ドライブとしてDVDスーパーマルチとBlue-rayドライブが選択できます。
添付品とマニュアル類:G-Tune PM-B
マニュアル類です。マウスコンピューターの添付品としては一般的です。サポートマニュアルはパソコンに詳しくない方にはうれしいです。
それ以外の添付品としては、電源ケーブルのみ。キーボードとマウスについては、G-Tuneオリジナルだけでなく、Logicoolのゲーミング用モデルも選択できます。
本体背面:G-Tune PM-B
本体背面で特徴的なのは、HDMI端子。本体前面上部にあるHDMI端子を利用するための延長ケーブルで、利用する際はグラフィック端子へ接続する必要があります。
本体前面端子:G-Tune PM-B
本体前面の端子には、USB 3.0端子が2つ。あとは、HDMI端子とマイク入力とヘッドセット端子が準備されています
このあたりは、上位モデルと比較し最低限となっています。
本体裏面:G-Tune PM-B
本体裏側です。かなりピンボケしててかなりショックです。
接地面の足となる部分と取り外し可能なフィルターが確認できます。フィルターについてはマグネット式ですので、本体との隙間もできませんし掃除もしやすいです。
各種ベンチマーク
ここではPCの性能を図るため、各種ベンチマーク結果から確認します。
ゲーミングノートPCとはいえクリエイティブ作業も可能なモデルですので、複数のベンチマーク結果をご紹介。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
CPU名 | 結果 |
---|---|
AMD Ryzen 5 3500 | 2599cb |
Intel Core i7-9700 | 3033cb |
Intel Core i5-11400F | 3459cb |
AMD Ryzen 7 3700X | 4432cb |
Intel Core i7-10700 | 4667cb |
Intel Core i7-11700K | 5378cb |
Intel Core i7 9700と比較して1割以上高い結果となっています。
第10世代や第11世代のCore i7と比較すると低いですが、入門機として考えると十分な性能といえます。
CrystalDiskMark ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
NVMe M.2 SSDでも高速な部類。搭載されていたSSDは「KINGSTON OM8PDP3256B」です。
読み込み速度を見ると十分といえます。こちらより高性能な NVMe M.2 SSDもありますが、CPUやグラフィックスの性能とのバランスを考えると十分です。
ただ容量が少ないため、カスタマイズし増やしておきたいところです。
DQ10 ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
ゲームでも軽量な部類のゲームタイトルとして、DQ10のベンチマーク結果です。
ある程度のグラフィック性能があれば十分プレイできますし、この結果なら気にすることはないでしょう。
FF14 ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
ゲームタイトルの中でも、中級クラスとして代表的なFINAL FANTASY ⅩⅣのベンチマーク結果です。
値もかなり高く、「暁月の終焉」も画質十分快適に楽しめます。
FF15 ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
重量級タイトルの代表として、FINAL FANTASY 15のベンチマーク結果です。
フルHDの高品質で「やや快適」といった結果。画質を落とせば十分楽しめますので、ゲーミングPCとして初めてのPCを探しているような方向けといえます。
このクラスのゲームを快適に楽しみたいなら、CPUと専用グラフィックスは1ランク上のものを選ぶと良いでしょう。
Adobe Photoshop CC ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
Adobe Photoshopのベンチマークの結果です。
この性能なら、4Kサイズの高画質写真の加工も快適にできそうです。
しかし、メモリが16GBと少ないので、本格的な作業を行うなら32GBへカスタマイズしておきたいところです。
Blender ベンチマーク結果:G-Tune PM-B
無料の3DCGソフト「Blender」のベンチマーク結果です。
「BMW 27」の結果で、CPUだと「4分42秒」。CUDAで「1分29秒」
CUDAだとかなり短時間で進みます。3DCGでも十分な性能といえます。
もっと短時間で快適なPCを探すならグラフィックス性能を優先に選ぶと良いでしょう。
最後に
今回は、G-Tune PM-Bを確認しました。
CPUは第11世代のIntel Core i5と価格と性能のバランスが良いモデルです
グラフィックス性能は多くのゲームタイトルの推奨スペックをクリアしており、タイトルによっては4Kでも楽しめそうです。
クリエイティブ作業では、イラストやグラフィックデザインといった作業は十分快適ですが、メモリがもう少し欲しいところです。グラフィック性能が高く3DCGや動画編集の入門機としても十分こなせます。
CPUとグラフィックスのバランスが良いコスパの高いゲーミングPCを探している方、いろいろできるデスクトップPCを探している方におすすめなデスクトップPCです。
※内容は公開当時の内容であり、現在と異なる場合があります。