前回、HPのデスクトップをレビューしたのですが、世間一般的に高いニーズを示すのは、
「ノートパソコン」
そんな中、
大容量のSSDを搭載した、モバイルにもメイン機にも最適な、
「HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル」
に触ることができたので、ご報告。
1.スペック比較
パソコンの性能を客観的に見るために、今回も
「Windowsエクスペリエンス・インデックス」
で比較したいと思います。
なお、Windows 10では標準で見れませんので今回も
WIN SCORE SHARE【Windows エクスペリエンス インデックスの表示・共有・比較・再計測・ランキング】
を利用します。
今回は比較用に
「Acer Aspire TimelineX 3820T AS3820T-N52B」と7年ぐらい前のノートとメインで利用しているデスクトップパソコンの値を提示。
HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル
CPU :Core i7-7500U
メモリ :16GB
グラフィック :Intel HD 620
プライマリディスク:SSD 512GB
Acer Aspire TimelineX 3820T AS3820T-N52B
CPU :Core i5 M450
メモリ :4GB
グラフィック :Intel HD
プライマリディスク:SSHD 1TB
自作デスクトップ(AMD A10-7860K/DDR32133 16GB/SSD256GB)
CPU :AMD A10 7860K
メモリ :16GB
グラフィック :R7
プライマリディスク:SSD 256GB
ということで、性能としては、
メインのデスクトップと同等以上の性能であることがわかります。
もっといいデスクトップ使えばという声が聞こえてきそうですが、
動画の編集や画像処理をするわけではないので、これぐらいの性能で満足しています。
ただ、同じSSDを搭載していながら値に差が出ているのは、
私のデスクトップがSATA3なのに対し、「HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル」が
PCIe接続であることと512GBと大容量だったと考えられます。
それ以外の性能はたいして違わないんですけど、ノートに負けるとデスクトップの存在価値が。
2.外観
今回は箱と箱をあけたイメージ、あと本体とコンセントのイメージです。
外箱
斜めからみた図。かなり質感がありますね。
上から見た図。
SPECTREの文字が金ぴかなんですが、思ったよりきれいに見れないのは私の写真の腕の問題ですね。
あと、本体カラーが金色だから合わせてあるんでしょうか?
では空けてみたいと思います。
本体
袋に入っていたのですが、ちょっとわかりづらかったので袋から出してます。
箱から出した様子
コンセントと本体です。
コンセントはアダプタの部分が取り外せ、そこにケーブルを刺して使えるようです。
持ち運ぶときは最小限で、家ではケーブルを使って充電しながらの利用もできる。
このあたりの心遣いは良い感じですね。
3.iPadとの比較
さて、今回の製品はタブレット的な使い方もできるWindowsノート。
では、タブレット端末と比較するとどうなるかです。
iPad Air 2(9.7インチ)
こうやってみると、小さいですね。
動画をみたりするのに、これでもいいかなぁと思っていたのですが、文字入力したい時にはキーボードがほしいです。
ただ、音声入力ならまだWindows のcortanaが精度低いので、音声入力を使えば問題ないですね。
HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル
さすがに大きいですね。
最初の画像と比べ、角度を変えて、動画視聴モードと化してます。
比較対象として、「iPad Air」と5インチスマートフォンを置いていますが、差は歴然です。
やはり、iPadやスマートフォンの場合は、角度をケースなどに依存するので、
好きなドラマを見ながらなんて使い方も。
余談ですが、
動画サイトの「Netflix」がWindows 10のアプリにもあり、
スマホで見ていた続きを、
この
「HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル」
で見ることもできます。
スマートフォンで見ていた続きを大画面で見たり、
テレビで見ていた続きをパソコンでみたりと使い勝手は良かったです。
あとは、料理レシピを見ながらなんて使い方も画面が大きいので見やすくていいですね。
ただ、大きい分多少重くなります。
タブレットやスマートフォンだと自立できないので、ケースなどが必要。
付けるとどうしても重くなるので、その差は小さくなります。
また、バッテリーが良く持つので、こうやって記事を書いている横で、動画をずっと流していても
いきなりバッテリーがという心配はなさそうです。
4.Acer TimeLineX 3820Tとの比較
やはり、時間の流れは残酷で。
当時そんなに問題ないとおもっていたデザインも比べてみると。
パソコンを閉じた状態。
Acer TimeLineX 3820Tのほうが少し大きいですね。
理由は、液晶の外枠。
このあたりは、パソコンのディスプレイやテレビ、スマートフォンなども外枠が新しいものになれば狭くなってきてますね。
あと、キーボード。
奇妙な偶然といえばよいのか、エンターキーの右側に
「Home」「End」「PageUp」「PageDown」
が並んでいます。
私は、普段使わないので、このあたりは無効にしておきたいのですが、
KeySwap for XPの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
のあたりで無効にできそうです。
これで、打ち間違えても問題なさそう。
閉じた状態で並べた状態。
「HP Spectre x360 13 ac000 スタンダードモデル」は、閉じた状態で「Acer TimeLine X 3820T」のキーボード分の厚さしかありません。
インターフェースの違いですが、
USB type C
が2つ。
充電はどちらでもできますし、
画面出力や周辺機器接続もこちらでできます。
音量が横についているのもタブレットモードの時にキーボードを出さないための工夫ですね。
逆側。
USB 3.1が1つ。
熱くなるとファンが回るので少し音がしますが、静かな状態でなら気づきますがそこまでうるさくないかと。
私のAcer TimeLineXはうるさいし熱風が気になるし。
あと有線LANポートがありませんでしたが、最近の状況を見ると有線LANを使う機会は少ないでしょうね。
このあたりの切り捨てはありかと。
電源ボタンが横にあるのもどんなスタイルにしても押せるようにとの配慮というか、
この場所しかなさそうですね。
5.細部の確認
立てた状態。
キーボードは普段見ることないですが、こうやってみるとキーボードが薄いのは、良いことなのかもしれませんね。
逆から見たイメージ。
触ってみても、特に滑るようなこともなくきちんと動きます。
細かいところですが、エンブレム。
こういうところは私は好きですね。
動画を見るならこちらのほうが安定性もいいので、このスタイルが好きですね。
これなら、テーブルもいらないし。
フラットにした状態。
子供と2人お絵かきや動画をみたりという共有するのにちょうどよいスタイルですが。
キーボードが邪魔なので、完全に2つ折りにしておけば大きいタブレットとして、利用できます。
商談などで、画面を見ていただくにはよいのかもしれません。
USB Type-Cポートその1
充電できますね。オレンジのランプがついてます。
USB Type-Cポートその2
どちらも、オレンジのランプがつきます。
これだと、どちらも同じで動作すると。
電圧が低い充電器を使うとWindowsに怒られるので、付属のアダプタか電圧の高いものを使いましょう。
タッチパネルです。
5インチのスマホの画面と大体同じ大きさですね。
指2本で上下にスライドすると、マウスのスクロールと同じように画面がスクロールします。
指3本で下にさげるとアクティブウインドウが最小化
指3本で上にあげると最小化されたウインドウが最大化
されます。
ほかにもジェスチャーがありそうですが、見つけられませんでした。
6.利用シーン
子供と一緒に動画をみたり、レシピを見ながら料理をしたり。
モバイルにもピッタリですね。
やっぱり、性能が良いノートパソコンってのは万能です。
7.おすすめユーザー
このパソコンは、性能も高く軽量でデザインもいい。
そのため、多くの人が満足できるノートパソコンだと思います。
ですので、おすすめしないユーザーは
〇目的が決まっており、専用のパソコンがほしい方。
例えば、
とにかくバッテリーが長く持ち、軽量なパソコンがほしい。
となれば、もう少しサイズの小さいノートパソコンを選んだり軽量なものを選べばよいと思います。
ただそういうパソコンはかっこ悪かったりしますけど。
〇ゲームがしたい方。
パソコン全般的に言えますが、CPUのグラフィック機能では簡単なゲームしかできません。
艦これとかですかね。
雰囲気の良い喫茶店でノートパソコンを開き、少しメールを。
とかいうの中々憧れますが、
これなら鞄から出しても恥ずかしくないですね。
利用シーンにもかぶりますが、
フラットにして家庭で子供と勉強したり、お絵かきをしたりする奥様
外出先でのモバイルワークをされるライターさん
折りたたんで動画をゆっくり楽しんだり。
と、アクティブに活動される方にもってこいな気がします。
バッテリーも普通につかっても半日は持ちますね。
8.最後に
今回使ってみましたが、これ人気なのはよくわかりました。
外観から使い勝手性能と、ほぼ満足のいく出来です。
欠点といえば、周辺機器の接続、拡張性の部分ですね。
いろいろとつなぎたい人は、ポートが少ないのはつらいかな。
軽さに特化したモバイル端末には重さやバッテリーの持ちは勝てないまでも
いい勝負ができるし、デザインも悪くないですね。
個人的に不満に思うところはなかったですね。
ただ電源の位置は真ん中ではなく手前側にするとかしたほうがよかったかも。
ノートパソコンを探している人は候補にいれて間違いないですし、
普通のパソコンを利用してきた多くの人が便利だと感心するはず。
人気すぎて納期が怪しいのが悩みどころですが、
モバイルを目的として買うなら、HP Spectre x360ベーシックモデル。
メインのノートパソコンとして買うなら、HP Spectre x360スタンダードモデル。
と思っていただいて良いです。