さて、今回もマウスコンピューター様のご厚意により実機をお借りしてのレビューとなります。
※なお、機器の構成等は公開当時のものであり、予告なく変更となる場合があります。
今回、お借りした理由は
『ゲーミングモデルのノートパソコンって画面サイズが違うとなにが違うの?』
ということで、
まず標準的なノートパソコンの画面サイズである、15.6インチのゲーミングノートパソコン
「NEXTGEAR-NOTE i5320GA1」
のレビューです。
※2018/11/07時点で販売終了しています。
後継製品は、
最初に言ってしまうと、
「ゲーミングモデルはサイズ関係なくノートPC用クーラーが必須」
です。
いや、あの使えないわけではないんですよ。
パソコンの寿命や温度が高くなりすぎてゲーム中に落ちたりしないようにするため、
精神衛生上に必要と感じたわけです。
詳しくは最後で。
目次
1.仕様詳細
仕様詳細|NEXTGEAR-NOTE i5320GA1|G-Tune -ハイエンド ゲームPC・ゲーミングパソコンの通販
こちらをみていただければと。
CPU:Core i7-7700HQ
グラフィックス:GeForce® GTX 1050 / インテル® HD グラフィックス 630
メモリ:16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
SSD:256GB (M.2規格/SerialATAIII 接続)
HDD:1TB SerialATAII 5400rpm (Serial ATAIII接続)
このゲーミングノートPCとしてのポイントは、
「グラフィックス」
画面を表示するための装置が2つあります。
GeForce GTX 1050:高い描画性能がありますが、バッテリーを消費し発熱も高くなります。
インテルHDグラフィックス 630:描画性能は低いですが、バッテリーの消費も抑え、熱もあまり高くなりません。
これらを、利用状況に応じて自動的に選択してくれます。
外観
本体とバッテリー、コンセントです。
あとは、取り扱い説明書等ですね。
本体裏側と、バッテリーです。
バッテリーに足がついているので、取り付けないと安定しません。
悩ましいところです。
取り付けてみました。
前面です。
ブランド名の上。
これ、光るんですよね。
ただ、自分が使ってる時って見えないんですけどね。
真っ暗な中で使ってると、なかなかよさそうです。
別角度から
実際にはもうちょっと赤いんですけどね。
本体右側。
USBポートが2つあります。
左側USB 2.0は低速ですが、マウスなどで利用するには問題ありません。
もうひとつは、USB 3.0 記憶装置などに利用できます。
問題は、その右側。
排気ファン。
普段本体の右側でマウスを使うのですが、排気ファンからの風が。
ここは気になるかもしれませんが、理解していれば問題ないかと。
ここで、すごいと思ったのは、
ディスプレイポートが2つ
HDMIポートが1つ
これで、ノートパソコンの画面を含めて同時4画面が可能。
ノートパソコンをディスプレイ2つで挟んで3画面での利用もいいですね。
最近ノートパソコンだとWi-Fiだけのものが多い中、
有線LANポートがあるのは、ゲーミングモデルでは重要ですね。
最大まで開いた状態。
最近フラットになるものも多いですが、正直これだけ開けば十分でしょう。
普段使っている通勤カバンに入るか試してみました。
う~ん。残念。
入りませんでした。
やっぱり、15.6インチを日常的に持ち運ぶのは難しそう。
いや、わかってるんですよ。
重量約2.3kgってことですから、長時間持ち運ぶのはつらいと思うんですが、カバンに入るとたまには持ち運べるかな?って思ったもので。
ゲームベンチマーク
DQ10ベンチマーク結果
DQ10のベンチマーク結果です。
普通にベンチマークをかけると、CPU内臓グラフィックス(Intel GMA)が利用されるので、6000ぐらいになります。
そもそも、DQ10ベンチマークは負荷が低いと判断されているためか、Geforce GTX 1050が利用されません。
利用するためには、
GeForceコントロールパネルで、強制的にGeForceを利用するように変更する必要があります。
変更方法は、
NVIDIAコントロールパネルを起動し、
こちらで、
自動から高パフォーマンスに変更すると利用するようになります。
FF14ベンチマーク結果
ローディング時間が取れていませんが、大体20秒程度。
高速だということもわかります。
そして、FF14をフルHDでプレイしても問題なさそうです。
こちらは、自動設定でもGeForceが利用されているのが確認できました。
Biohazard6ベンチマーク結果
快適ですね。
ゲーム用ベンチマークからの感想
一部のベンチマークソフトは、グラフィック性能が抑えられて本来の性能がわからず。
あと、フルスクリーン表示にすると、正しく動作しないベンチマーク(ドラクエ10ベンチマーク)がありました。
※「仮想フルスクリーン」では動作するため、同様の事象が発生した場合は表示方法を見直してみると改善するかも。
ベンチマーク結果からみても動作も問題ないですし、画像もきれい。
結果、デスクトップとあまり変わらなかったですね。
その他情報
CrystalDiskinfo
M.2 SSD/SATA3
SSDのメーカーが「Sandisk」
私は好きなメーカーなので、これはうれしかった。
全部が全部では、ないとは思うんですけどね。
第2ドライブであるHDD側。
ノート用なので、「5400回転」速度が遅いです。
デスクトップ用のHDDは「7200回転」が一般的なのですが。
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一番低いのグラフィックス性能
ここでは、GeForceの性能が見えません。
最後に
ノートパソコンとしては、
15.6インチということで標準的なサイズですね。
ポイントはやっぱりキーボードです。
テンキーと矢印キー(方向キー)がついてるので
デスクトップ的な使い方もできます。
特殊なのは、右側shiftキーが一般的なものとくらべ、半分程度というところ。
私は右側shiftキーを使わないので、あまり気にならなかったです。
なお、ゲーム用ノートパソコンとしては十分なスペックです。
ただ、負荷のかかるゲームを長時間するとかなり熱を持ちました。
FF14のベンチマークをエンドレスで流してみたりすると、排熱がすごいです。
いきなり電源が落ちるようなことはありませんでしたが、
かなり心配になるレベル。
ですので、ゲーム目的で購入するなら、
カスタマイズで、
「ノートPCクーラー」
を買っておくとパソコンがすぐに壊れることもなさそうですし、
性能低下や急な電源断もなさそうです。
ということで、
普段使いにもゲーム用にも問題ないパソコンでした。
ただ、モバイル用には向かないので、モバイル用は別途準備したほうが結果的には幸せになれるかもしれません。