ソフトウェア別

動画編集におすすめなクリエイターPCを比較した結果を紹介

今回は、動画編集ソフト「Adobe Premiere」「Power Director」「Video Studio」「Vegas Pro」が快適に動作するクリエイターPCを比較した結果から紹介しています。

最近では、Youtubeへの動画投稿を目的とした動画編集が一般化してきているだけでなく、子供成長記録のために動画を編集し保存するといった方、結婚式で流す動画の作成といった動画を編集するといった方も多いかと。
そういった動画編集を行うにあたり、おすすめのデスクトップPCについて確認しました。

おすすめクリエイターPC

マウスコンピューター
intel Core i7-14700KF / 16GB PC5-44800 / 1TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD / GeForce RTX 4060 / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / 約11.5kg / 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS BRONZE】
Intel Core i7とGeForce RTX 3060を搭載したデスクトップPC
メモリは32GB、記憶装置はSSDとHDDのデュアルストレージとなっており、容量不足の心配もありません。
動画編集ソフト「Power Director」「Video Studio」「Vegas Pro」だけでなく、「Adobe Premiere Pro」でも快適です。
悩んだ場合は、こちらを選ぶと良いでしょう。

マウスコンピューター
Intel Core i7-11700 / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 2TB HDD / NVIDIA T1000 / Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n / 最大2.4Gbps対応) + Bluetooth 5モジュール内蔵 / 約10.8kg
Intel Core i7とNVIDIA T1000を搭載したモデル。
イラストやデザイン、写真加工といった作業だけでなく、3DCGにも十分な性能です。
メモリも32GBと十分なサイズで、不安があるようであれば64GBへカスタマイズしても良いでしょう。

マウスコンピューター
Intel Core i7-13700H / 32GB PC5-38400 / 1TB NVMe Gen4×4 NVMe M.2 SSD / 16型 WQXGA (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) / GeForce RTX 4060 Laptop / 約1.60kg
Intel Core i7とGeForce RTX 4060 Laptopを搭載した16インチクリエイターノートPC
メモリ32GB、記憶装置は1TBとクリエイティブ作業を行うにも十分な性能。
sRGB比 100%対応のフルHD液晶採用しており、イラストやDTPだけなく、動画編集も快適なモデルです。

マウスコンピューター
intel Core i9-11900K / 32GB PC4-25600 / 1TB (NVMe Gen4×4) NVMe対応 M.2 SSD / GeForce RTX 3080 Laptop / 17.3型 4K-UHDノングレア (Adobe RGB比100%/ LEDバックライト)/ 約 4.65kg
デスクトップ用Intel Core i7とGeForce RTX 3080 Laptopを搭載した17.3インチのクリエイターノートPC
ノートPCとしては、かなり高性能でメモリも最大128GBと4K動画や高精度の3DCGも快適に動作します。
重量は4.65kgと重いのでデスクトップPCでなくノートPCで高性能なPCを探している方向けです。


動画編集に必要なデスクトップPCのスペック

まず、どういったデスクトップPCを購入したらよいか確認するために、必要となるスペック(性能)をみておきます。

動画編集で利用されるソフトウェアの推奨スペック

動画編集については、大きく分けて2種類。
家族写真や家族の動画を編集することを目的とした一般ユーザー向けソフトウェア
・adobe premiere elements
・Power Director
・Video Studio

4K動画編集といったプロ向けソフトウェア
・adobe premiere Pro
・Vegas Pro

とあり、この2つの観点から見ていきたいと思います。

「Adobe premiere elements 2019」の推奨スペック

必要システム構成|Adobe Premiere Elements

SSE2をサポートする2GHz以上のプロセッサー(HDVの編集にはデュアルコアプロセッサーが必要)
Microsoft Windows 7(Service Pack 1)日本語版、Windows 8.1日本語版、またはWindows 10日本語版(推奨)64-bit版のみ(32-bit版はサポートされません)
6.1GB以上の空き容量のあるハードディスク(アプリのインストール用)、オプションコンテンツをすべてダウンロードするには、さらに10GB以上の空き容量が必要
Microsoft DirectX 9または10互換のサウンドドライバーおよびディスプレイドライバー
Windows Media Player(Windows Mediaフォーマットの読み込み/書き出しに必要)
DVD作成には記録対応DVDドライブが必要
4GB以上のRAM(8GB以上を推奨)
XAVC-S(4K編集用)には インテルCore i7プロセッサーと16GB以上のRAMが必要
1,280x800以上の画面解像度をサポートするディスプレイ(倍率100%時)
DVD-ROMドライブ(DVDからのインストール時に必要)
プロダクトアクティベーション(ライセンス認証)およびコンテンツのダウンロードのためにインターネット接続が必要*

こちらを読み解くと、
64bit Windows7/8.1/10を搭載したPCであること
4K動画を編集するならCPUにCore i7メモリは16GBを搭載したもの
通常であれば、CPUはCore i5とメモリは8GBを搭載したもの
で問題ないとなります。
ポイントなのは、専用グラフィックスを搭載していなくてよいところです。
これの有無で大きく価格が変わりますので。

「Power Director 17」の推奨スペック

PowerDirector | 動作環境

OS:Microsoft Windows 10、8、8.1、7 Service Pack 1 (64 bit OS 推奨)
CPU:Intel Core™ i-series、または AMD Phenom® II 以上
グラフィックス (GPU):通常 2D 動画: 128MB 以上の VRAM/360 度動画: DirectX 11 に対応/AI プラグイン: 2GB 以上の VRAM
メモリー:2GB 以上 (6GB 以上推奨)
ハードディスクの空き容量:10GB
光学ドライブ:書き込み可能 DVD ドライブ、Blu-ray ドライブ
サウンド機能:Windows 対応のサウンドカード、またはオンボードサウンド機能
インターネット接続
初回起動時のアクティベーション、ユーザー登録、コーデック、ディスク作成時のアクティベーション (AVCHD、Blu-ray ディスク、DVD、H.264、MPEG-2) 、サブスクリプションサービスに必要となります。
モニター解像度:1024 x 768、16-bit カラー以上

「Power Director 17」については、
64BitのWindows 7以降であれば、問題ないとなります。
CPUやメモリというところで見ていくと、
一部機能(AIプラグイン)で専用グラフィックスがあったほうが良いとなっていますが、
多くの場合、専用グラフィックスなしでも問題ないでしょう。
そのため、
CPUは、Core i3以上でメモリは、8GB以上のPCであれば良いとなります。

「Video Studio」の推奨スペック

VideoStudio Pro - Video Editing Software | VideoStudio
VideoStudio Pro - Video Editing Software | VideoStudio

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Windows 10、Windows 8、Windows 7、64 ビット OS を強く推奨
Intel Core i3 または AMD A4 3.0 GHz 以上
AVCHD & Intel Quick Sync Video サポートには Intel Core i5 または i7 1.06 GHz 以上が必要
UHD、マルチカメラまたは 360 度ビデオには Intel Core i7 または AMD Athlon A10 以上
UHD、マルチカメラまたは 360 度ビデオには、4 GB 以上の RAM および 8 GB 以上を強く推奨
ハードウェア デコード アクセラレーションには最小 256 MB の VRAM および 512MB 以上を強く推奨
HEVC (H.265) サポートには Windows 10 および対応する PC ハードウェアまたはグラフィックカードおよび Microsoft HEVC ビデオ拡張のインストールが必要
最低画面解像度:1024 x 768
Windows 対応サウンド カード
最低 4 GB の HDD 空き容量(フルインストール用)

「Video Studio」については、
64bit Windows 7/8.1/10ということで、前の2製品と変わりません。
CPUは Core i3以上で、メモリは4GB以上
専用グラフィックスであるVRAMについての記載もありますが、CPU内臓と変わらないレベルの記載であり、
結果、専用グラフィックスはなくても大きく変わらないというのが、結論です。

「Adobe Premiere Pro」の推奨スペック

Adobe Premiere Pro 必要システム構成

Windows
最小システム要件
プロセッサー:Intel® Intel 第 6 世代以降 CPU
オペレーティングシステム:Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1703 以降(必須)
RAM:16 GB の RAM(32 GB 推奨)/4 GB の GPU VRAM
ハードディスク空き容量:アプリケーションのインストールおよびキャッシュ用に高速内部 SSD(推奨)と、メディア用の一時容量
画面解像度:画面解像度 1920 x 1080 以上
ビデオカード:32 ビットビデオカード
インターネット:必要なソフトウェアのライセンス認証、サブスクリプションの検証およびオンラインサービスの利用には、インターネット接続および登録が必要です。

CPUについては、第6世代との記載がありますので、
第8世代のCore i5 以上であれば、第6世代のCore i7同等以上の性能が発揮できます。
現在販売されているCPUであれば、
第8世代のCore i5以上が良いということになりますね。

メモリは16GB以上
記憶装置は、メインにSSDを搭載し保存用にHDDを搭載したモデルを推奨。
ビデオカードは、プロだけあって「nVIDIA Quadro」を搭載したモデルがよさそうです。
※nVIDIA GeForce GTXでも問題ありません。

「Vegas Pro 16」の推奨スペック

プロ仕様映像制作ソフト「VEGAS Pro」|ソースネクスト

対応OS:Windows® 10(64ビット版)/Windows® 8.1(64ビット版)/Windows® 7(64ビット版)
CPU : 2.5 GHz 4コア( 4K 映像には3GHz 8 コア推奨 )
RAM : 最低 8 GB( 16 GB 推奨。4K 映像には 32 GB 推奨 )
インストール容量 : 約 1.5 GB。4K メディア用には、SSD またはハイスピード・マルチディスク RAID
グラフィックカード :
NVIDIA®: ハードウェアレンダリング (NVEnc)対応、GeForce 9XX シリーズ以上またはビデオメモリ4GB 以上
AMD/ATI®: Radeonシリーズ メモリ4 GB VCE 3.0以上 (HDR と32 bit プロジェクトの処理は Radeon Pro シリーズのビデオメモリ8 GB推奨 )
Intel®: GPU HD Graphics 530 シリーズ以上
製品登録、利用開始の認証、一部の機能にはインターネット接続が必要です。

Vegas Proについては、「Adobe Premiere Pro」と異なり、
64bit搭載Windows 7以降
CPUは4Core以上ということで、第8世代のCore i3以上
メモリは、16GB以上を推奨
主記憶装置については、SSDを推奨とされています。
また、グラフィックスについては、
専用メモリ4GBと記載もありますが、CPU内蔵グラフィックスも推奨グラフィックスに記載されています。

動画編集用PCを選ぶポイント

動画編集ソフト「Adobe Premiere elements 2019」「Power Director 17」「Video Studio」と、プロ用である「Adobe Premiere Pro」について、必要となるスペックを見てきました。
「Adobe Premiere Pro」だけ、かなり高性能なPCを要求されています。

通常利用であれば、
CPUについては、
Intel Core i5(第8世代以降)
メモリは、8GB以上
快適動作を考えると、
主記憶装置については、SSDを搭載したモデルが良いですね。

「Adobe Premiere Pro」を利用する場合は、
CPU:Intel Core i5(第8世代以降)
メモリ:16GB以上
専用グラフィックス:nVIDIA GeForce GTX 1050 Ti(VRAM 4GB)/Quadro P2000以上
を基本とし、
さらに記憶装置は
OSをインストールするドライブには、
SSDを搭載し、データの保存用にHDDを別途搭載しているモデルが良いとなります。

ということで、
CPU:Core i5(第8世代以降)
メモリ:8GB以上(Adobe Premiere Pro/Vegas Proのみ16GB以上)
グラフィックス:CPU内臓グラフィックス(Adobe Premiere ProのみGeForce GTX 1050 Ti/Quadro P2000以上)
記憶装置:SSD 256GB+HDD 1TB以上
を基準として、見ていきます。

なお、記憶装置についてですが、
SSDについては、128GB前後のモデルもあります。
ただし、普段使いをするには容量が少ないですし、こういったソフトウェアはソフト自体も大容量ですし一時的に利用する領域も大きくなり、
結果、容量不足で買い替えることになってしまう可能性があります。

ですので、
最低でも256GB以上
出来れば512GB以上
を搭載したモデルが良いですが価格がどうしても上がってしまいます。
このあたりは、専用機なのかいろいろと利用するのかにより256GBか512GBにするか選ぶとよいでしょう。

動画編集の推奨デスクトップPC

では、動画編集に適したデスクトップPCを見ていきます。

【マウスコンピューター】【パソコン工房】各社
クリエイター向けデスクトップPCを販売していますが、今回は

CPU:Core i5(第8世代以降)
メモリ:8GB以上(Adobe Premiere Pro/Vegas Proのみ16GB以上)
グラフィックス:CPU内臓グラフィックス(Adobe Premiere ProのみGeForce GTX 1050 Ti/Quadro P2000以上)
記憶装置:SSD 256GB+HDD 1TB以上

を基準として見ていきます。

マウスコンピューター:動画編集向け推奨デスクトップPC

マウスコンピューター
intel Core i7-14700KF / 16GB PC5-44800 / 1TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD / GeForce RTX 4060 / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / 約11.5kg / 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS BRONZE】
Intel Core i7とGeForce RTX 3060を搭載したデスクトップPC
メモリも32GBと十分だしSSDだけでなくHDDも搭載しています。
さらに、Thunderbolt 3を搭載しているだけでなく、無線LANも対応。

マウスコンピューター
Intel Core i7-11700 / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 2TB HDD / NVIDIA T1000 / Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n / 最大2.4Gbps対応) + Bluetooth 5モジュール内蔵 / 約10.8kg
Intel Core i7とNVIDIA T1000を搭載したモデル。
イラストやデザイン、写真加工といった作業だけでなく、3DCGにも十分な性能です。
メモリも32GBと十分なサイズで、不安があるようであれば64GBへカスタマイズしても良いでしょう。

マウスコンピューター:動画編集向け推奨ノートPC

マウスコンピューター
Intel Core i7-13700H / 32GB PC5-38400 / 1TB NVMe Gen4×4 NVMe M.2 SSD / 16型 WQXGA (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) / GeForce RTX 4060 Laptop / 約1.60kg
Intel Core i7とGeForce RTX 4060 Laptopを搭載した16インチクリエイターノートPC
メモリ32GB、記憶装置は1TBとクリエイティブ作業を行うにも十分な性能。
sRGB比 100%対応のフルHD液晶採用しており、イラストやDTPだけなく、動画編集も快適なモデルです。

マウスコンピューター
Intel Core i9-14900HX / 32GB PC5-41600 / 1TB NVMe / 15.6型 フルHD ノングレア(240Hz) / GeForce RTX 4070 Laptop / 約2.23kg
Intel Core i9とGeForce RTX 4070を搭載した15.3インチゲーミングノートPC
ノートPCの中でも高いグラフィックス性能で、重量級ゲームも快適にプレイできます。
動画編集や3DCGなどグラフィックス性能が必要な作業も十分快適です。

最後に

3社の製品を見てきました。
動画編集用デスクトップPCということで、全体的にメモリの容量が多いモデルが多く、デザインも落ち着いたモデルが多いのが特徴的でした。

そんななKでもおすすめなモデル3機種を紹介。

マウスコンピューター
intel Core i7-14700KF / 16GB PC5-44800 / 1TB NVMe Gen4×4 M.2 SSD / GeForce RTX 4060 / Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 / 約11.5kg / 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS BRONZE】
Intel Core i7とGeForce RTX 3060を搭載したデスクトップPC
メモリは32GB、記憶装置はSSDとHDDのデュアルストレージとなっており、容量不足の心配もありません。
動画編集ソフト「Power Director」「Video Studio」「Vegas Pro」だけでなく、「Adobe Premiere Pro」でも快適です。
悩んだ場合は、こちらを選ぶと良いでしょう。

マウスコンピューター
Intel Core i7-11700 / 16GB PC4-25600 / 512GB NVMe対応 M.2 SSD / 2TB HDD / NVIDIA T1000 / Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n / 最大2.4Gbps対応) + Bluetooth 5モジュール内蔵 / 約10.8kg
Intel Core i7とNVIDIA T1000を搭載したモデル。
イラストやデザイン、写真加工といった作業だけでなく、3DCGにも十分な性能です。
メモリも32GBと十分なサイズで、不安があるようであれば64GBへカスタマイズしても良いでしょう。

マウスコンピューター
Intel Core i7-13700H / 32GB PC5-38400 / 1TB NVMe Gen4×4 NVMe M.2 SSD / 16型 WQXGA (ノングレア / sRGB比100% / Dolby Vision対応) / GeForce RTX 4060 Laptop / 約1.60kg
Intel Core i7とGeForce RTX 4060 Laptopを搭載した16インチクリエイターノートPC
メモリ32GB、記憶装置は1TBとクリエイティブ作業を行うにも十分な性能。
sRGB比 100%対応のフルHD液晶採用しており、イラストやDTPだけなく、動画編集も快適なモデルです。

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