今回は、マウスコンピューターの17.3インチ4K-UHD液晶ディスプレイを搭載したクリエイター向けノートPC
「DAIV NG7700」シリーズの「DAIV-NG7700M1-M2S10」の実機レビューです。
※マウスコンピューター様のご厚意により、実機をお借りしてのレビューとなります。
本製品のポイントは、
・最大8コア16スレッドのデスクトップ向けプロセッサーを搭載
・Adobe RGB比100%の17.3型大画面液晶パネルを採用
・VR対応 デスクトップと同等の高性能グラフィックス GeForce® RTX 2080 を搭載
ということですが、
私としては、
最新の超高速ストレージ PCIE-Gen3接続のSSDを搭載可能
というのがポイントです。
CPUが高性能なものに目が行きがちですが、
1TBと大容量のNVMe対応SSDを搭載しているのは本モデルのみ
こちらの性能も気になるところです。
第9世代デスクトップCPU「Core i7」、17インチ4Kディスプレイ搭載クリエイター向けノートPC マウスコンピューター「DAIV-NG7630S1-M2S5」レビュー | Windowsレジストリ置き場
以前レビューした「DAIV-NG7630」シリーズの後継でもあり、こちらとの違いも確認します。
正直、CPU性能だけでなくグラフィックス性能も全く問題ありません。
メモリも潤沢ですので、プロの方やハイアマチュアの方でも満足できるかと。
なお、本モデルは、CPUが「Core i7」でしたが、もっと高速なモデルが欲しければ、
「Core i9」を搭載したこちらのモデルを選ぶと良いでしょう。
目次
DAIV-NG7700ラインアップは4機種
在販売されているラインアップについては、4機種
グラフィックス | GeForce® RTX 2080 |
液晶ディスプレイ | 17.3型 4K-UHDノングレア |
については共通です。
ラインアップ | CPU | メモリ | 記憶装置 |
DAIV-NG7700S1-M2S5 | Core™ i7-9700K | 16GB PC4-19200 | 512GB NVMe対応 M.2 SSD |
DAIV-NG7700M1-M2S10 | Core™ i7-9700K | 32GB PC4-19200 | 1TB Intel 660p NVMe対応 M.2 SSD |
DAIV-NG7700H1-SS-BRAW | Core™ i9-9900K | 32GB PC4-19200 | M.2 SSD 1:512GB M.2 SSD 2:512GB |
DAIV-NG7700U1-M2SS | Core™ i9-9900K | 64GB PC4-19200 | M.2 SSD 1:512GB Samsung PM981 NVMe対応 M.2 SSD 2:512GB Samsung PM981 NVMe対応 |
ラインアップから見ていくと、
CPUによる違いとメモリによる違いとSSDの組み合わせですね。
企業などが大量に導入したりするようのベース機としての
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700S1-M2S5[クリエイターノートPC]
ハイアマチュアやプロの方がメインのPCと購入するであろう
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700M1-M2S10[クリエイターノートPC]
RAW現像にこだわる方向けの
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700H1-SS-BRAW[クリエイターノートPC]
すべてが高性能な
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700U1-M2SS[クリエイターノートPC]
というラインアップです。
どうしてそういう感想になるかは、各種結果を踏まえ記載していきます。
DAIV-NG7700 外観
この製品の売りは、
高性能なデスクトップ用CPUでも「Core i7/i9」を搭載していること
高性能グラフィックス「Geforce RTX 2080」を搭載していること
高速なM.2 SSDを搭載していること
ですね。
まずは、外観から確認します。
DAIV-NG7700 本体外観および添付品一覧
本体とACアダプターおよびマニュアル類
気になるのは、ACアダプターの大きさ。
CPUとグラフィックスを考えると当然ですが、とても重いです。
DAIV-NG7700 本体裏側|バッテリーの取り付けも簡単なスライド式スイッチ
バッテリーの取り付けはスライド式スイッチで簡単に取り付けられます。
「DAIV-NG5800」ではネジ式でしたが、こちらは一般的な取り付け方法でドライバーも不要です。
DAIV-NG7700 本体背面|ディスプレイポートと電源の配線口が集中
ACアダプターを接続する電源用の口と、ディスプレイポートが3口
追加ディスプレイを複数追加しても余裕のあるグラフィックス性能があるので、
問題ないでしょう。
DAIV-NG7700 本体右側|USB 3.0ポート2つ、イヤホン、マイク、LINEOUT、LINEINと音関係のポートが集中
USB3.0ポートが奥側に2つ。
マイクや、イヤホンだけでなく、LINE OUT、LINE INのポートがまとまっています。
ただ、ポートが手前にないため、マウスの邪魔になる機会は少なそうです。
DAIV-NG7700 本体左側|LANポート、USBポートとカードリーダーが集中
こちらは、有線LANのポートがあり、USB 3.1 thunderbolt対応ポートもあります。
USB 3.0のポートも2つあり、その手前にはカードリーダーが付いています。
こちらは、外部周辺機器を接続するためのポートが集中しているだけなく、
一時的はファイルのやり取りもこちらで利用する機会があるでしょう。
DAIV-NG7700 本体外観感想|入出力端子は少なめで必要最低限
見る限りUSB3.0のポートが4つ
そして、Type-Cが2つと全部で6つです。
「DAIV-NG5800」よりポートが1つ多く困ることは少ないかもしれませんね。
DAIV NG7700 電源、キーボードとスライドパッド
パソコンを操作するにあたり、メインとなる
電源ボタンとキーボードについて確認します。
DAIV NG7700 電源ボタンとキーボード
電源ボタンは本体中央、画像では確認できませんが電源ボタンにランプが搭載されています。
キーボードのバックライトについては、こんな感じ。
色を変えれるのですが、私は白く光ってくれれば十分です。
DAIV NG7700 指紋認証付きスライドパッド|指紋認証の位置が左上
「DAIV-NG5510」と「DAIV-NG5800」についても指紋認証は踏査されていますが、
搭載位置はバラバラ。
なお、私としては、中央か右上が使いやすいかと。
左利きの人はよいですが、右利きの人はちょっと動かす範囲が広くなりますし。
DAIV-NG7700 キーボード|一部のキーが気になるが問題ないレベル
気になるのは、「DAIV-NG5800」同様矢印キーの周り。
やはり、矢印キーを1列下にずらして突出させたほうが結果使やすさはかなり改善すると思うのですが。
DAIV-NG7700 内蔵カメラ
ディスプレイの上部にあるので利用上、問題ないでしょう。
また、カメラのレンズ部分のみ小さく丸くなっているので気になることは少ないかと。
ここは良い点です。
DAIV-NG7700 液晶ディスプレイ|ノングレアのため映り込みも少ない
液晶ディスプレイの映り込みを確認してみました。
電源の入っている状態ではほとんど気になることはないですね。
ディスプレイの性能についてですが、メーカーにて調査した
Adobe RGB比の結果が付いています。
こちらは、端末毎に調査した結果ということで、手間がかかってますね。
17.3インチの液晶ディスプレイで4K-UHDとなると、見やすいサイズにWindowsが拡大するのですが。
こうなっていると、アプリによっては表示が崩れます。
崩れるのが嫌で、100%にすると小さくて見づらい。
きちんとした表示で見たいときは、大きい4Kディスプレイを使ったほうが良いですね。
DAIV-NG7700 各種ベンチマーク|グラフィックスが高性能なため、CPUの性能が不足気味
今回レビューしている
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700M1-M2S10[クリエイターノートPC]
ですが、
CPUは、デスクトップ用 Core i7
です。
十分高性能なのですが、
併せて搭載されているグラフィックスが、
GeForce RTX 2080
こちらが高性能なため、結果CPU性能に不満が感じる結果となりました。
DAIV-NG7700|CINEBENCH R15
デスクトップ用CPUの第3世代Core i7より約40%アップ
性能面を見ると高性能なのがわかります。
また、前モデルである「DAIV-NG7630」とCPUの性能差はほぼありません。
DAIV-NG7700|V-RAY Benchmark
「DAIV NG5800」よりも短時間な結果となっていますね。
DAIV-NG7700|CrystalDiskMark
高速ですね。
実際のところ、FF14ベンチでは、ローディングタイムが12秒前後とかなり短時間でした。
「DAIV NG7630」と比較するとRead値がちょっと低いです。
「Intel 660p」ですので、この値は結構妥当なところですね。
最後に|グラフィックスが高性能だがCPUはCore i9を選ぶべき
さて、今回あえて、
Core i7のモデルである
【マウスコンピューター/DAIV】DAIV-NG7700M1-M2S10[クリエイターノートPC]
を選択しました。
なお、本モデルで言えば、
CPUを Core i9
メモリを64GB
にしたモデルが欲しいところです。
ディスクの性能は良いのですし、容量も問題ありません。
ただ、CPUの性能がもう少しあれば高いレベルでバランスが取れるかと。
メモリは32GBでも問題ありませんが、4K動画を編集するのであれば、64GBは欲しいところです。
逆に、
PhotoshopやIllstratorといったDTP系であれば、32GBで多くの場合十分でしょう。