さて、前回まで
マウスコンピューターのクリエイターノートPC
「DAIV」
の新型3機種についてレビューしました。
【レビュー】速度/容量どちらも応えるデュアルストレージ仕様「DAIV NG5510」15.6インチ狭額縁液晶搭載クリエイターノートPC #マウスコンピューター #DAIV | Windowsレジストリ置き場
【レビュー】高性能グラフィックス「GeForce RTX 2060」と主記憶装置にSSDを搭載した「DAIV-NG5800M1-S5」15.6インチ狭額縁液晶搭載クリエイターノートPC #マウスコンピューター #DAIV | Windowsレジストリ置き場
【レビュー】「DAIV-NG7700M1-M2S10」第9世代デスクトップCPU&専用グラフィックス「GeForece RTX 2080」搭載17インチ4K-UHD高性能クリエイターノートPC | Windowsレジストリ置き場
これらの結果を踏まえ、改めて比較します。
目次
各基本情報
まず、基本情報です。
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
CPU | Core™ i7-8750H | Core™ i7-8750H | Core™ i7-9700K |
メモリ | 8GB | 16GB | 32GB |
記憶装置 | 256GB M2.SSD/1TB HDD | 480GB SSD | 1TB Intel 660p NVMe対応 M.2 SSD |
グラフィックス | GeForce® GTX 1050 | GeForce® RTX 2060 | GeForce® RTX 2080 |
液晶ディスプレイ | 15.6型 フルHDノングレア | 15.6型 フルHDノングレア | 17.3型 4K-UHDノングレア |
ほかの方のレビューとは異なるので、そこは読み変えていただければと。
外観の違い|
まずは、見た目の違いから確認します。
本体天板の違い
やはり、「DAIV-NG5510」シルバー基調で、今どき感が強いですね。
「DAIV-NG5800」は黒基調ですが、指紋の後が残るの気になるところ。
「DAIV-NG7700」は戦艦のようなデザインですね。要はごつい。
キーボードの違い|
「DAIV-NG5510」については、全景を取り忘れてるのですが、一部キーの配列が特殊。
「DAIV-NG5800」「DAIV-NG7700」については、右側シフトまわりのみ特殊。
3機種ともローマ字入力を基本と考え、英字がキー中央に配置されており大きく見やすくなったのは評価すべき点ですね。
スライドパッドの違い|
スライドパッドについては、3機種とも搭載していますが、搭載の仕方が異なります。
「DAIV-NG5510」、「DAIV-NG7700」については、指紋認証の位置が四角く囲われておりわかりやすいです。
「DAIV-NG5800」については、スライドパッド中央上部、利用時のみバックライトで指紋認証のマークが表示されます。
使い勝手を考えるとどちらが良いとは言えませんが、
好きなのは、「DAIV-NG5800」ですね。指紋認証を利用なければ普通のスライドパッドと変わらないわけですし、気になる場面も少ないでしょう。
性能の違い|
各レビューでは、ベンチマークの結果を詳しく記載していませんでした。
そのため、詳しくこちらで比較も併せ記載します。
ベンチマークによる違い
個体差や今回利用したモデルによる違いという面もありますので、
あくまで参考と考えていただければと。
CPU-Z
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
CPU Single Thread | 475.3 | 478.9 | 556.3 |
CPU Multi Thread | 2487.5 | 3498.2 | 4248.9 |
気になるのは、「DAIV-NG5510」と「DAIV-NG5800」が同じCPUを採用しているのにも関わらず、
結果が異なることです。
CINEBENCH R15
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
CPU | 884cb | 1111cb | 1397cb |
OpenGL | 92.37fps | 109.10fps | 134.12fps |
こちらもCPU-Zの結果同様、「DAIV-NG5510」と「DAIV-NG5800」のCPUの性能差が見られます。
V-RAY Benchmark
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
CPU | 3:03 | 2:09 | 1:30 |
GPU | 4:25 | 1:29 | 1:14 |
こちらは、CPUとGPUの時間が高性能になるほど、短時間となっています。
これをみると、
「DAIV-NG5510」はバランスの良い形。
「DAIV-NG5800」はグラフィックス性能が高い状態
「DAIV-NG7700」はどちらも高性能ですね。
「DAIV-NG7700」はさらに上位のCPUを搭載したモデルがあるので、高いレベルでバランスをとることも可能でしょう。
CrystalDiskmark
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | ||||
Read[MB/s] | Write[MB/s] | Read[MB/s] | Write[MB/s] | Read[MB/s] | Write[MB/s] | |
Seq Q32T1 | 555.9 | 472.5 | 536.0 | 502.6 | 1963.4 | 1781.2 |
4KiB Q8T8 | 378.9 | 294.7 | 299.6 | 275.2 | 619 | 929.6 |
4KiB Q32T1 | 185.7 | 175 | 298.0 | 273.0 | 383.6 | 331.2 |
4KiB Q1T1 | 33.47 | 63.02 | 36.04 | 76.16 | 55.87 | 141.7 |
「DAIV-NG7700」のみNvMe SSDを搭載してるため、高速な結果がでました。
なお、上位モデルでは、SumsungのNvMe SSDを搭載したモデルはさらに高速なためディスクアクセスで待たされることはないでしょう。
DQ10ベンチマーク
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
最高品質 | 15002 | 19257 | 20714 |
標準品質 | 15581 | 19339 | 20781 |
低品質 | 17549 | 20128 | 22364 |
もともとPCに性能をあまり求めないゲームですので、すべてで問題ない結果となりました。
FF14ベンチマーク
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
最高品質 | 6407(非常に快適) | 12586(非常に快適) | 15821(非常に快適) |
高品質(デスクトップPC) | 7346(非常に快適) | 13070(非常に快適) | 16614(非常に快適) |
高品質(ノートPC) | 9004(非常に快適) | 14614(非常に快適) | 17879(非常に快適) |
標準品質(デスクトップPC) | 10381(非常に快適) | 15869(非常に快適) | 19926(非常に快適) |
標準品質(ノートPC) | 10389(非常に快適) | 15831(非常に快適) | 19999(非常に快適) |
「DAIV-NG5510」でもなんとかプレイできるレベルですね。
ゲームをする機会はそうないかもしれませんが、PCの性能図る指標としては良いでしょう。
FF15ベンチマーク
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
高品質 | 2411(重い) | 6338(快適) | 7433(快適) |
標準品質 | 3380(普通) | 8244(快適) | 9709(とても快適) |
軽量品質 | 4458(普通) | 10377(とても快適) | 12398(非常に快適) |
こちらは、CPUもグラフィックスも高性能を要求するゲームの代表格。
つまり、クリエイターが利用するPCとしてもこのゲームのベンチマークが快適に動けば、
多くのクリエイティブ作業が快適にできることが想像できます。
やはり、
「DAIV-NG7700」が最も高性能であり快適に作業できそうと想像できますね。
OLYMPUSVIEWER3 RAW現像結果
DAIV-NG5510S1-SH2 | DAIV-NG5800M1-S5 | DAIV-NG7700M1-M2S10 | |
作業時間 | 0:33:51 | 0:26:26 | 0:22:46 |
私の手元にあったRAWファイルを300枚現像してみました。
なぜ、「OLYMPUSViewer3」を利用しているかですが、
デジタル一眼レフカメラがOlymPusしか使ってないもので。(汗)
タスクマネージャーで確認する限り、このソフトはCPUのみ利用しています。
純粋なCPUの性能がそのまま結果に出るかと思ったのですが。
梱包の違い
梱包についても違いがあるため、併せて結果を紹介。
外箱の違い|違いは付属品の位置
「DAIV-NG5510」は箱が正方形に近いです。
「DAIV-NG5800」は横長ですね。
「DAIV-NG7700」は厚みがあります。
この理由は、付属品の位置です。
箱内の違い|
本体がみてとれます。
「DAIV-NG5800」のみACアダプターやバッテリーが見て取れますね。
箱内でのACアダプター等の収納
実際の付属品の位置ですが、
「DAIV-NG5510」は本体を取り出した後の下側にACアダプターなどを梱包した箱が入っています。
結構これびっくりしますね。
「DAIV-NG5800」は本体の横側に収納されています。
「DAIV-NG7700」は薄い別箱が入っており、こちらにACアダプターとケーブルが入っています。
モバイル用の「DAIV-NG5510」スタンダードな「DAIV-NG5800」プロ仕様の「DAIV-NG7700」
やはりメインのPCを持っている人が持ち運び用のノートPCを探している方なら、
「DAIV-NG5510」が安価ですし、セカンドマシンとしても十分でしょう。
今回確認した、「DAIV-NG5510S1-SH2」
は、メモリが少ないですので、16GBへ拡張しておきましょう。
持ち運ぶが性能に妥協したくない方は、
「DAIV-NG5800」が良いでしょう。
「DAIV-NG5800M1-S5」の場合は、メモリを32GBへ増やして、SSDを高速なNvMe SSDへ変更しておくほうが良いでしょう。
外出先にデスクトップの性能を持ち出したい人なら
「DAIV-NG7700」
が良いでしょう。
ではでは。