さて、今回は
マウスコンピューターの「MousePro P116B」
のレビューとなります。
本製品のポイントは
☑LTE搭載モデルが選択可能
☑スタイラスペン標準搭載
☑高い防塵・落下衝撃耐性
気になるところは、
✖「eMMC 64GB」と記憶装置の容量が少ない
目次
スペック
製品型番 | MousePro- P116B-V2 |
OS | Windows 10 Pro 64ビット |
CPU | インテル Pentium Silver N5000 ( 4コア / 1.10GHz ) |
メインメモリ | 4GB |
eMMC | 64GB |
グラフィックス | インテルR UHD グラフィックス 605 |
液晶パネル | 11.6型ワイドグレア液晶パネル ( 1,366×768 / LEDバックライト / 10点マルチタッチ対応 ) |
無線 | IEEE802.11 ac/a/b/g/n準拠 対応無線LAN、Bluetooth V4.2+LE準拠モジュール |
重量 | 約 1.38kg |
特徴的なのは、標準で「Windows 10 Pro」を採用しているところです。
カタログ値からわかる性能は、かなり用途を選ぶモデルです。
外観:MousePro P116B
堅牢を歌う2in1ノートPC。
外観の特徴も含め確認しました。
本体外観および添付品:MousePro P116B
MousePro P116B
本体及び添付品スタイラスペンは、単4電池を利用するタイプ。
充電式とどちらが良いか意見は分かれると思いますが、充電忘れを気にするなら乾電池タイプが良いです。
マニュアル類です。メーカーによってはもう少し多いのですが最低限です。
企業や学校で大量導入する場合、これらマニュアルは結構邪魔になります。
数百台を導入した際、段ボールにまとめていたのですが、結構重く場所をとりました。
※大量導入の場合には、別で納品してもらえると助かります。(メーカーによってはオプションでありますね。)
本体右側(スタイラスペン装着時):MousePro P116B
ストラップフックという記載がありますが、盗難防止用端子としても利用できそうです。
本来はスタイラスペンを取り付けるべきでしょう。
本体右側(SIMカードスロット):MousePro P116B
SIMカードスロット搭載モデルには、ここに差込口があるようですね。
一度SIMカードを刺してしまえば、何度も抜き差しするようなことはないので、マウスを利用したりする場面でも邪魔になることはないでしょう。
本体左側:MousePro P116B
左から
・給電兼用のUSB 3.0 Type-C
・充電ランプ
・マルチカードリーダー
・USB3.0 端子×1
・ヘッドホン・マイクロホン
給電兼用のUSB Type-C端子。充電しないときはType-C端子の機器を接続できます。
バッテリーも11.6時間と長めですので、学校などでは朝一児童生徒へ渡し、帰るときに返却でも問題ないかもしれません。
カードリーダーやUSB端子があるので、データのやり取りをするには困りませんね。
キーボードとスライドパッド
操作性の基本となるキーボードとスライドについて確認しました。
キーボード
キーボードです。
右下シフトキーと左下に「¥」キーがあります。
矢印キーを上下半分のサイズにしておけば、使い勝手は良くなるのですが。
「¥」キーについては、ネットワークドライブなどを利用しない人にはあまり影響がないかもしれません。
スライドパッド
スライドパッドのサイズは、「iPhone 8」の画面より少し小さいサイズです。
物理ボタンはありませんが、こちらはモバイル用途優先と考えるとこのあたりしょうがないですね。
ディスプレイ
ディスプレイの映り込みですが、グレア(光沢)ディスプレイのため、かなり映り込んでいるのがわかります。
カメラ
2in1タブレットノートPCの一般的なモデルは、インカメラのみか別々にカメラが搭載されています。
こちらは、カメラの向きを変更することにより普通のパソコンとしてもカメラが利用できますし、タブレットモードでもカメラが利用できます。
参考:落下防止ハンドル
今回確認しませんでしたが、ハンドルが付いているのは良いですね。
これ、折りたたむと使えないのですが、片手でハンドルを持ちつつ、もう一つの手で資料やマグカップを持っての移動でも落下を防止できるのでフリーアドレスの現場でも落下を防止できます。
各種ベンチマーク
続いて性能についてです。
カタログ値からかなり性能が低めですので、どういったことができるのか確認しました。
DQ10ベンチマーク結果
ゲームでも軽量なドラゴンクエスト10のベンチマーク結果です。
この結果を見る限り、ゲームはほぼ無理ですね。
CINEBENCH R20ベンチマーク結果
CPU性能を確認する「CINE BENCH R20」のベンチマーク結果です。
正直、ノート用第5世代のCore i5より低い結果となりました。
CrystalDiskMark結果
記憶装置の読み書き性能を確認する「CrystalDiskMark」のベンチマーク結果です。
eMMCということでHDDと似た数値が出ていますが、体感はHDDを搭載した格安ノートPCよりは高速でした。
最後に
11.6インチの2in1タブレットノートPCということで、実際に利用してみました。
文教モデル、LTEカードスロット搭載モデルがあるため、
限定的な用途として導入するには十分なモデルですが、多くを求めると不満が出るモデルです。
利用可能な用途としては、
・Microsoft Officeを利用した作業
・vmware Horizon Clientを利用したリモートワーク
・zoomやSkype for Business、V-CUBE ミーティングを利用したテレビ会議
といった作業が可能です。
ではでは。